おくりびと』のモデルが持ち歩く一枚の写真 | 伊東市・健康スポーツ整体院のダントツ元気☆整体ブログ

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さあ今日は明日のリハーサル♪
整体大好きブログ編

月刊致知からのメールはいつも感動しちゃいます(^o^ )( ^o^)
昨日来たメールもちょう~感動  知っている人もいるかと思いますが、情報シェアしちゃいます。


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アカデミー賞を獲得した『おくりびと』のもとになった
『納棺夫日記』の原作者・青木新門さん。
青木さんは若い頃、事業の失敗によって貧乏のどん底になり、
たまたま目にした求人広告で富山の冠婚葬祭会社に就職されました。
死体をきれいに拭いて棺に納める納棺夫の仕事を
始められたのはその時からです。

しかし、青木さんが人間の死と向き合うようになったきっかけは、
これが最初ではありませんでした。

(以下、『致知』2008年4月号での対談記事より抜粋。
 対談のお相手は東洋思想家の境野勝悟さん)
http://www.chichi.co.jp/monthly/200804_pickup.html#pick4
※掲載号は、あいにくすでに完売しております。


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境野 『納棺夫日記』は私も読ませていただきましたが、
   納棺夫として多くの人の死を見る中で親鸞の教えに出合い、
   信仰に目覚められていくご自身の心の軌跡を
見事に描いていらっしゃいました。
   そういう心境に至られたことが、
   青木さんの大きな人生の転機だったのですね。

青木 確かにそれはいえると思います。
   しかし私の人生を決定した原点となると、また別なんですね。
   私が常に持ち歩いている一枚の写真がありまして……。

境野 ああ、この写真が。焼け跡の中に、
   死んだ弟を背負った少年が立っている。
   しかも直立不動の姿勢で。

青木 この写真は昭和20年9月、
   長崎でアメリカ海兵隊の従軍カメラマンによって撮影されたものです。
   そのカメラマンが書き残しています。
   この少年は浦上天主堂の近くの焼き場にやってきた。
   そして弟の小さな遺体を背中から下ろすと、
   火葬用の熱い灰の上に置いた。
   そして兵隊のように直立して顎を引き締め、
   ぎゅっと下唇を噛みしめ、決して下を見ようとはしなかった。
   火葬が終わると静かに背を向けてその場を去ったと。

境野 言葉を失います。

青木 実は私も小学校の時、満州で同じ体験をしています。
   終戦直前に父はシベリア戦線へ、
   残された家族は難民収容所へ収容されたのですが、
   母は発疹チフスで隔離され、妹と2人取り残されました。
   そんなある朝、気がつくと妹が枕元で死んでいたんです。
   僕は死んだ妹を抱いて焼き場に行きました。
   そこには大勢の死体を焼くために石炭が焚かれていて、
   重なる死体の上に妹の亡骸を置いてきました。

境野 おいくつでしたか。

青木 私が8歳、妹は4歳でした。
   こんな時、大人が悪いとか戦争が悪いといった考えは
   浮かんできませんね。
   何か、大きな悲しみの中に包まれているような感じでした。
   人間の根源的な悲しみに出遇ったような……
   ただその時見上げた美しい夕空だけが
   鮮明に記憶に焼き付いています。

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青木さんは、常にこの写真を持ち歩き、
この取材中もバッグから小さなアルバムを
取り出して見せてくださいました。
左側には被爆した兄弟の写真、
真ん中には満州の小学校に入学した7歳の時の
青木さんご自身の写真が貼り付けられています。

戦後世代の私たちにとっては想像もできない
苛酷な状況を生き抜いてきた青木さん。
人間の悲しみを物語るこの時の美しい夕日は、
納棺夫としての仕事を始めるようになってからも
常にご自身の心を照らし続けていたといいます。

              『致知』2008年4月号より
   http://www.chichi.co.jp/monthly/200804_pickup.html#pick4

             ※掲載号は、あいにくすでに完売しております




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