中学入試の時、試験中にぎょっとしたことがあります。
前の前の席だった子が、試験中に消しゴムを落としたらしく、試験の最中に席を立って、自分で消しゴムを拾いました。
試験最中に席を離れるのはカンニング行為とみなされ0点扱いになります。
消しゴムを落としたら、手を挙げて試験監督に拾ってもらうのが常識。
そのロスタイムを考慮して、あらかじめ試験には消しゴムを複数持っていくのも常識ですが。
中学入試の準備をしてきた子なら、試験最中に物を落としたら自分で拾ってはいけないと、最初の方に注意を受けますし、私が勤めていた塾でもそう指導していました。
たぶん、そういうことを教わらずに、模試とかも受けず、自宅で独学して受験してきた子なのでしょう。
私が30年経っても覚えているくらいなのですから、それほど驚いた出来事でした……。
その子が受かったかどうかは覚えてないのですが。
試験の受け方は、意外と知ってるようで知らなかったりすることですよね。
いつの間にか自然と身についているかもしれないですが。
私は初めて学校以外でテストを受けたのは塾の入塾テストで、問題用紙に計算を書き込んではいけないと思って、解答用紙の余白に計算を書いてました(笑)
家に帰って、そのことを姉と親に話して笑われたのですけれどね。
その時初めて、解答用紙には解答以外の不要なものを書いてはいけないことを知りました。
幸い、小さい塾で手採点するようなものだったので、そこには目をつぶってもらえたのですがね。
試験を受ける時にもコツがありますよね。
数学のテストで証明をするような問題を解いている時、残り時間が少ない状況で、ミスを発見した時は大きく×をつけ、余白に解答を書くとか。
(万が一解き終わらない時、×をつけて残しておけば、そちらで部分点がもらえるかもしれないからです)
他にも英語などの国語以外の科目で、漢字が思いだせない時は「平仮名で」書くとか。
(なぜなら例えば「かがく」という言葉が出てきた時、正解が「科学」なのに「化学」と書いたら違う意味の言葉になるので×ですが、平仮名だったら減点になるだけです)
そういうの。
試験の受け方でもそうなのですが、マークシートの試験を受けてて、問題が分からずに次に飛ばす時は、暫定的にでもあらかじめ何かマークしておくといいです。
後で見直すための印を決めてつけておいて。
そうしておくと、問題を飛ばしていたのを忘れて、次の問題を飛ばしたところの解答欄にマークしたりするミスも防げるし、他のことで時間を取られて見直す時間がなくなった時に、もしかしたらその時のマークが合っているかもしれないし。
そして最後、解いてる時間がなくなったら、とにかく全部になんでもいいからマークする。
もしかしたら解答にヒットしている可能性ありますからねえ。
1点をもぎとるテクニック、というか根性。
諦めるという言葉を口にする前に、やれることはやりましょう~