~防衛省が父島の議員4人に説明~
11月29日、防衛省が父島在住議員に過去2回墜落した無人機試験の説明会をしました。
参加した議員は杉田副議長、佐々木哲子議員、大澤議員、私の4人でした。
鯰江議員は上京中だったので不参加でした。
~防衛省の役割は人一倍理解している~
私は防衛省の役割も理解していますし、硫黄島の防衛拠点としての役割も理解しており、
基本的には防衛省の政策には協力する姿勢でいます。
私個人的にも、学生時代に防衛省幹部試験(戦闘機パイロット)を受験したこともあり、
防衛省の役割については人一倍理解しているつもりですし、応援もしています。
小笠原村民にとっても、急患搬送などで、防衛省には大変お世話になっています。
~硫黄島で無人機試験をやめて欲しい理由~
しかし今回の無人機試験については、別問題です。
私は下記の理由から今年10月14日の防衛省との会合で、今後、硫黄島で無人機試験をすることをやめて欲しいと申し入れしました。
1.2度の墜落していること
2.放射性物質を搭載していること
3.放射性物質の搭載が墜落の報道で知ったこと。
(文科省に届け出が必要な放射性物質を搭載して試験をしているとは夢にも思いませんでした。)
4.第一回目の試験で議員に事前説明をしなかったこと。
5.事前説明をしなかった理由を聞いた時、防衛省が「議長には説明しましたから」と議会(=村民)を軽視したこと。
(議会は議長の個人的な意志や意見で成り立つものではなく、各議員の総意を議長が代表しているのです。議員に説明しないのは言語道断!)
5.試験場でも演習場でもない硫黄島で試験をしていること。
6.硫黄島は基本的に平和を訴える島であり、放射性物質を搭載した試験は島民感情的に馴染まないこと。
7.放射性物質が搭載された試験を実施して墜落したことが報道されたこと。また、今後も墜落すれば同じような報道の可能性があること。
~防衛省の説明~
今回の説明会では、
1.無人機落下の原因と対策
2.再試験の予定案
の説明を受けました。
落下の原因と対策は防衛省技術研究本部の室長が来島して、詳細に説明してくれました。
再試験は平成24年度まで継続したいとの考えを持っているようでした。
~再度、硫黄島での試験中止を申し入れ~
私は、
「放射性物質のクリプトン85を今後も使わなければいけないのか?」
と質問。
防衛省は
「今後も使っていく」
と答えました。
私は、
「無人機が墜落しないようにする努力は理解できる。」
と前置きをした上で、
「今後も放射性物質を積んだ試験をするなら、前回と同様に今後も硫黄島では無人機試験をやって欲しくない。これは理屈ではなく村民感情の問題だ。」
と防衛省に伝えました。
また私は、「硫黄島は飛行場としての基地としての利用しか認めていない。試験場でも演習場でもない硫黄島で無人機試験や、ミサイル発射実験を行うのはおかしい。きちんと整理して欲しい。」と防衛省に求めました。
~佐々木哲子議員も反対~
佐々木哲子議員も私に同調して、
「一木さんが言うように、硫黄島は平和を訴える島。このような無人機試験は硫黄島ではやって欲しくない。」
と、無人機訓練の再開を反対する姿勢を防衛省に明言してくれました。
私の主張の結果、思わぬところで戦争体験者で平和を強く願う佐々木哲子議員という、
強い味方がついてくれました。
~今後も冷静に取り組んでいく~
今後も、議会や説明会等で無人機試験で説明があれば、
それをきちんと聞いて理解した上で、冷静に判断をしたいと思っています。
冒頭でも述べたように防衛省の活動は理解しているつもりですし、もちろん無人機試験の必要性も理解できますので、何が何でも駄目という聞く耳持たずの判断は避けるつもりでいます。
村民感情と村民の利益を最優先にして、この課題には冷静に取り組んでいくつもりでいます。
11月29日、防衛省が父島在住議員に過去2回墜落した無人機試験の説明会をしました。
参加した議員は杉田副議長、佐々木哲子議員、大澤議員、私の4人でした。
鯰江議員は上京中だったので不参加でした。

~防衛省の役割は人一倍理解している~
私は防衛省の役割も理解していますし、硫黄島の防衛拠点としての役割も理解しており、
基本的には防衛省の政策には協力する姿勢でいます。
私個人的にも、学生時代に防衛省幹部試験(戦闘機パイロット)を受験したこともあり、
防衛省の役割については人一倍理解しているつもりですし、応援もしています。
小笠原村民にとっても、急患搬送などで、防衛省には大変お世話になっています。
~硫黄島で無人機試験をやめて欲しい理由~
しかし今回の無人機試験については、別問題です。
私は下記の理由から今年10月14日の防衛省との会合で、今後、硫黄島で無人機試験をすることをやめて欲しいと申し入れしました。
1.2度の墜落していること
2.放射性物質を搭載していること
3.放射性物質の搭載が墜落の報道で知ったこと。
(文科省に届け出が必要な放射性物質を搭載して試験をしているとは夢にも思いませんでした。)
4.第一回目の試験で議員に事前説明をしなかったこと。
5.事前説明をしなかった理由を聞いた時、防衛省が「議長には説明しましたから」と議会(=村民)を軽視したこと。
(議会は議長の個人的な意志や意見で成り立つものではなく、各議員の総意を議長が代表しているのです。議員に説明しないのは言語道断!)
5.試験場でも演習場でもない硫黄島で試験をしていること。
6.硫黄島は基本的に平和を訴える島であり、放射性物質を搭載した試験は島民感情的に馴染まないこと。
7.放射性物質が搭載された試験を実施して墜落したことが報道されたこと。また、今後も墜落すれば同じような報道の可能性があること。
~防衛省の説明~
今回の説明会では、
1.無人機落下の原因と対策
2.再試験の予定案
の説明を受けました。
落下の原因と対策は防衛省技術研究本部の室長が来島して、詳細に説明してくれました。
再試験は平成24年度まで継続したいとの考えを持っているようでした。
~再度、硫黄島での試験中止を申し入れ~
私は、
「放射性物質のクリプトン85を今後も使わなければいけないのか?」
と質問。
防衛省は
「今後も使っていく」
と答えました。
私は、
「無人機が墜落しないようにする努力は理解できる。」
と前置きをした上で、
「今後も放射性物質を積んだ試験をするなら、前回と同様に今後も硫黄島では無人機試験をやって欲しくない。これは理屈ではなく村民感情の問題だ。」
と防衛省に伝えました。
また私は、「硫黄島は飛行場としての基地としての利用しか認めていない。試験場でも演習場でもない硫黄島で無人機試験や、ミサイル発射実験を行うのはおかしい。きちんと整理して欲しい。」と防衛省に求めました。
~佐々木哲子議員も反対~
佐々木哲子議員も私に同調して、
「一木さんが言うように、硫黄島は平和を訴える島。このような無人機試験は硫黄島ではやって欲しくない。」
と、無人機訓練の再開を反対する姿勢を防衛省に明言してくれました。
私の主張の結果、思わぬところで戦争体験者で平和を強く願う佐々木哲子議員という、
強い味方がついてくれました。
~今後も冷静に取り組んでいく~
今後も、議会や説明会等で無人機試験で説明があれば、
それをきちんと聞いて理解した上で、冷静に判断をしたいと思っています。
冒頭でも述べたように防衛省の活動は理解しているつもりですし、もちろん無人機試験の必要性も理解できますので、何が何でも駄目という聞く耳持たずの判断は避けるつもりでいます。
村民感情と村民の利益を最優先にして、この課題には冷静に取り組んでいくつもりでいます。