小路幸也さんの『マイ・ディア・ポリスマン』を読みました。

 

 


小学3年生まで暮らした町にある交番・東楽観寺前交番に赴任してきた宇田巡巡査。
宇田が交番の前で立番をしながら同級生で東楽観寺の副住職・木村行成と話をしていると、女子高生の楢島あおいが、漫画のモデルにするため写真を撮りたいと言ってきた。
写真撮影に応じてあおいを見送ると、木村が座るベンチの上に、女物の財布が残されていた。


よく拝見しているブロガーさんが、数人立て続けに読まれたと言っておられたので、手に取ってみました。
軽い語り口で、扱う事件も殺伐としたものではなく、軽い気持ちで読める作品でした。

話の進み具合などから、短編が3、4編入っているのかなぁと思ったのですが、長編もの。
だからといって、リズムが変わるわけでもなく、無理に引き伸ばした感じもなく、最後まで楽しく読むことができました。

登場人物たちがもつ特殊能力によって、社会が少しずつ変えられるといった内容。
まだその力を使いこなせていなかったり、うまく役立てることができていなかったり…
そんな日常の中の一コマを切り出したような、ほんわかとした作品でした。

 

 

 

 

 

 

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