米澤穂信さんの『クドリャフカの順番 「十文字」事件』を読みました。

 

 


神山高校の秋を飾る文化祭、通称「カンヤ祭」に向けて、折木奉太郎らが所属する古典部は、文集「氷菓」を30部作成した。はずだったのだが、伊原摩耶花が印刷屋に発注するときに部数を間違え、200部刷り上がってしまった!
損益分岐点を目指す古典部の面々だったが、文化祭では「十文字」を名乗る人物が、様々な出展団体から、どうでもいいようなものを盗んでいくという事件が発生する。


文化祭。
懐かしいですね。
私は工業高校だったので、特に技術の披露が盛んで、時間を忘れて準備に明け暮れたのを思い出します。

この神山高校も文化祭が盛んで、なんと文化祭に3日間も割かれるんだとか。
ただ、3日あるとはいえ、古典部作成の文集を200部も売ろうというのはさすがに難しそう。
もともとの予定が30部だったということを考えると、いかに困難な目標なのかがうかがい知れます。

しかし、そこで際立つのが古典部の面々のチームワークと推理力。
なぜ「推理力」なのかというと、「十文字事件」とよばれることになる事件が発生したからで…
奉太郎たちは、十文字事件の犯人を見付け出し、文集を損益分岐点まで売ることができるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

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