私が好きな作家の1人である、ジェフリー・アーチャーの作品を、まとめて紹介したいと思います。

ジェフリー・アーチャーは、1940年4月15日ロンドン生まれの81歳の作家です。
1967年から、大ロンドン議会議員を務め、1970年には庶民院議員として国政へ進出したのですが、1973年に北海油田の幽霊会社に投資したことで、ほぼ全財産を失うことに。
この経験を活かして書いたのが、デビュー作『百万ドルをとり返せ!』でした。
1992年には、一代貴族爵位を叙されています。

スキャンダルも多かったようですが、友人のスキャンダルでの虚偽のアリバイ証言をおこなったとして、2001年に偽証罪で実刑が確定。刑務所で服役もしましたが、『獄中記』という作品を出版。
『誇りと復讐』でも、刑務所内の生活がリアルに描かれています。
投資失敗の件といい、刑務所生活の件といい、「転んでもただでは起きない人」というのが、私のイメージです。

日本では、『獄中記』は、現在新装版がゴマブックスから、『ジェフリー・アーチャー日本を糺す』は講談社から出版されているようです。
また、最新刊の『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』はハーパーコリンズ・ジャパンから。
それ以外はすべて新潮文庫から出版されています。

ジェフリー・アーチャーの作品は、
・主人公(1人または複数)の生涯を描く長編:「サーガ」
・サスペンスやミステリー形式の長編
・短編集
という3つのパターンに分類されます。
私は、短編集はあまり好きではないかな。
新潮文庫から出ている長編ものはすべて読みました。


さて、それでは、ジェフリー・アーチャーの作品一覧です。

『百万ドルをとり返せ!』(1977年) 原題:Not a Penny More, Not a Penny Less(1976)

 上でも書きましたが、ジェフリー・アーチャーの失敗を元にした小説になっています。
 大物詐欺師のハーヴェイ・メトカーフの策略で、北海油田の幽霊会社の株を買わされ、百万ドルを失った4人の男たちが、天才的数学者や医師、画商、貴族という専門性を活かし、失った百万ドルをとり返そうとする話です。
 原題にあるように、1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく(アメリカだと1セントですね)というのが、ミソです。

 

 


『大統領に知らせますか?』(1978年) 原題:Shall We Tell the President?(1977)

 大統領暗殺の計画を耳にしたFBI捜査官が、秘密裏に捜査を行い、黒幕を含め犯人一味を一網打尽にしようとする作品。
 暗殺計画実行の直前まで…という話だったと思います(まぁ、普通はそうか)。
 この作品における大統領は、第35代大統領ジョン・F・ケネディの末弟、エドワード・ケネディとなっています。


『ケインとアベル』(1981年) 原題:Kane and Abel(1979)

 ジェフリー・アーチャーにとってはじめての「サーガ」です。
 ポーランドに生まれたヴワデグは、第一次世界大戦とポーランド・ソ連戦争生き延びたあと、アメリカへ移民として渡る。その際、形見の腕輪に刻まれたアベル・ロスノフスキ男爵を名乗る。
 一方、アメリカの銀行家の息子に産まれたウィリアム・ケインは、才能を発揮し、アメリカ有数の銀行の頭取になる。
 とあるホテル経営者の自殺をきっかけに、ケインを敵と見なしたアベルの復讐がはじまる。

 タイトルは、旧約聖書の『創世記』に登場する「カインとアベル」に因んでつけられているのですが、日本人にはあまり馴染みがないかも知れませんね。

 

 


『十二本の毒矢』(1987年) 原題:A Quiver Full of Arrows(1980)

 ジェフリー・アーチャー初の短編集です。
 タイトルに因み、12編の短編が収められています。
 収録作品は「中国の彫像.昼食」「クーデター」「最初の奇蹟」「パーフェクト・ジェントルマン」「ワンナイト・スタンド」「センチュリー」「破られた習慣」「ヘンリーの挫折」「信念の問題」「ハンガリーの教授」「ある愛の歴史」


『ロスノフスキ家の娘』(1983年) 原題:The Prodigal Dangher(1982)

 勘の良い方なら気づかれたでしょうか。『ケインとアベル』の続編です。
 アベルがアメリカで名乗ったのがアベル・ロスノフスキでしたね。
 アベルの一人娘フロレンティナは、ケインの息子リチャードと恋に落ちてしまいます。
 ビジネスで成功を収めたフロレンティナは、やがて女性初の大統領を目指すようになります。
 『ケインとアベル』を読んでいなくても、読める話になっていますが、いずれ両方読むのであれば、やはり『ケインとアベル』からの方が良いと思います。
 ちなみに、原題をそのまま翻訳すると「放蕩娘」になりますね。


『めざせダウニング街10番地』(1985年) 原題:First Among Equals(1984)

 ダウニング街10番地というのは、イギリスの首相が居住する官邸の所在地を指します。
 貴族階級出身、中流階級の弁護士、労働者階級の肉屋の息子という、3人の同期の国会議員が、保守党と労働党に分かれ、政界での地位を築き上げていきます。
 そして、党首争いに勝った2人の党首が、首相の座をかけた争いに挑みます。


『ロシア皇帝の密約』(1986年) 原題:A Matter of Honour(1986)

 アラスカは、1867年にアメリカがロシアから720万ドルで購入したのですが、1968年に油田が発見され、その価値が跳ね上がりました。ここまでは史実。
 この作品では、そのアメリカとロシアの売買契約の中に、ロシアがアラスカを買い戻すことができるとした条項が含まれていたのですが、契約を結んだニコライ2世がその契約書をどこかに隠してしまったため、各国の情報機関が動き出してしまいます。


『無罪と無実の間』(1988年)原題:Beyond Reasonable Doubt(1987)

 勅選弁護士のサー・デーヴィッド・メトカーフの妻は病に冒され、余命幾ばくもない状態。その妻が週1回しか飲んではいけない劇薬を飲んで死亡します。
 デーヴィッドは妻を殺害した容疑で起訴されますが、妻に劇薬を手渡したのは、故意だったのか?


新版『大統領に知らせますか?』(1987年) 原題:Shall We Tell the President? New edition (1987)

 1978年に出版された『大統領に知らせますか?』の新版です。
 1978年版では大統領がエドワード・ケネディとなっていましたが、新版では『ロスノフスキ家の娘』で初の女性大統領を目指した、フロレンティナが大統領として登場します。
 私が読んだのも、この新版の方です。


『十二の意外な結末』(1988年) 原題:A Twist in the Tale(1988)

 タイトルに因み、12編の短編が収められた短編集です。
 収録作品は「完全殺人」「清掃屋イグナチウス」「ア・ラ・カルト」「本物じゃない」「気のおけない友達」「掘出しもの」「ブルフロッグ大佐」「チェックメイト」「泥棒たちの名誉」「うちつづく事故」


『最後の特ダネ』(1993年) 原題:Exclusive(1989)

 ザ・クロニクル紙の中で、2人の犯罪担当記者による争いを描いた作品です。
 編集長は、若手記者のデクスターと専属契約を結ぼうとしますが、ベテラン記者のハリーも負けていられません。
 連続放火事件を一人で追っていたハリーは、犯人の次の犯行場所を予想しますが…


『チェルシー・テラスへの道』(1991年) 原題:As the Crow Flies(1991)

 当時の読書ノートがないので、確かなことは言えませんが、私が初めて読んだジェフリー・アーチャーの作品が、この作品だったような気がします。
 ロンドンの下町の八百屋の家に生まれたチャーリー・トランパーが、ウエストエンドの高級ショッピング街、チェルシー・テラスに百貨店を築き上げる物語です。


『ジェフリー・アーチャー日本を糺す』(1993年)

 読んだことないので良くわかりませんが、「大人の国英国の視点で、日本の政治、文化の稚拙さと空回り外交の原因を指摘し、あるべき国のかたちを提示書」だそうです。


『盗まれた独立宣言』(1993年) 原題:Honour Among Thieves(1993)

 私の好きな作品で、今でも所有しています。
 イラクのフセイン大統領は、アメリカのクリントン大統領に赤っ恥をかかせるため、国立文書館に保管されている独立宣言をコピーとすり替えます。
 独立宣言が盗まれ、フセインの手元に渡ったことを知ったアメリカは、イスラエルの協力を得て、CIA教官のスコットやモサドの工作員ハンナらをイラクへ送り込むのですが…

 

 


『十二枚のだまし絵』(1994年) 原題:Twelve Red Herrings(1994)

 タイトルに因み、12編の短編が収められた短編集です。
 収録作品は「試行錯誤」「割勘で安あがり」「ダギー・モーティマーの右腕」「バグダッドで足止め」「海峡トンネル・ミステリー」「シューシャイン・ボーイ」「後悔はさせない」「高速道路の殺人鬼」「非売品」「Timeo danaos…」「眼には眼を」「焼き加減はお好みで…」


『メディア買収の野望』(1996年) 原題:The Fourth Estate(1996)

 チェコスロバキアの貧しいユダヤ人の家に生まれたルブジ・ホッホは、ナチスの収容所に連行される途中で脱走し、イギリスへ密航します。
 リチャード・アームストロングと名前を変えたホッホは、新聞事業を興します。
 一方、オーストラリアに生まれたキース・タウンゼンドは父親から新聞社を受け継ぐぎます。
 あるイギリスの新聞社の買収を巡って2人は対立。そこから、泥沼の企業買収レースが始まります。
 実在するメディア王のルパート・マードックと、ロバート・マクスウェル(故人)の2人をモデルにした作品になっています。


『十一番目の戒律』(1999年) 原題:The Eleventh Commandment(1998)

 こちらも私の好きな作品。もちろん、所有しています。
 CIAの暗殺者コナー・フィッツジェラルドは、大統領の承認を得ずにCIAが下した命により、南米コロンビアの大統領を暗殺します。
 CIAに不審を抱いた大統領は、CIA長官デクスターに疑いの目を向けますが、デクスターは保身のため、コナーの排除を計画します。
 ロシアの大統領候補の暗殺を命じられたコナーはロシアへ潜入しますが、デクスターがロシアへ情報を流していたため、逮捕されてしまいます。
 コナーはCIAの第11戒「汝、正体を現すなかれ」を守り、正義を貫けるでしょうか?
 原題は、「モーセの十戒」をもじったものになっています。

 

 


『十四の嘘と真実』(2001年) 原題:To Cut A Long Story short(2000)

 タイトルに因み、14作の短編が収められた短編集です。
 収録作品は「専門家証人」「終盤戦」「手紙」「犯罪は引き合う」「似て非なるもの」「心(臓)変り」「偶然が多すぎる」「ひと目惚れ」「挟み撃ち」「忘れがたい週末」「欲の代償」「陰の功労者」「横たわる女」「隣りの芝生は……」


『運命の息子』(2003年) 原題:Sons of Fortune(2002)

 同じ日、同じ病院で、実業家のダヴェンポート夫妻に男の子が、保険セールスマンのカートライト夫妻に双子の男の子が誕生します。
 しかし、ダヴェンポート夫妻の間の子は死亡。看護師がその子と、カートライト夫妻の間の子の1人を入れ替えてしまいます。
 それぞれの道を歩んだ2人でしたが、ナット・カートライトはコネチカット州知事選挙の共和党の候補者の座をかけて争ったエリオットを殺害した容疑をかけられてしまいます。
 そのナットの弁護を引き受けたのが、コネチカット州知事選挙の民主党候補者である、フレッチャー・ダヴェンポートでした。

 

 


『獄中記 地獄篇』(2003年)、『獄中記 煉獄篇』(2004年) 原題:A Prison Diary(2002-2004)

 読んでないので、内容は良くわかりませんが、ジェフリー・アーチャー自らの刑務所での生活を書き綴った作品だそうです。


『ゴッホは欺く』(2007年) 原題:False Impression (2006)

 美術品蒐集家ブライス・フェンストンの美術コンサルタント、アンナ・ペトレスクは、イギリスの富豪ヴィクトリア・ウェントワースから担保となっているゴッホの『耳を切った自画像』を強奪しようとしていることを知ります。
 アンナは、ヴィクトリアに、絵をコレクターに売却することを提案しますが、フェンストンは殺し屋をヴィクトリアのもとへ送り込みます。
 そして、9・11のテロが発生。ワールドトレードセンターから生還したアンナは、ヴィクトリアの双子の妹アラベラとともに絵を守るべく世界を駆け巡ります。


『プリズン・ストーリーズ』(2008年) 原題:Cat O'nine Tales (2006)

 12編の短編が収められた短編集です。
 収録作品は「自分の郵便局から盗んだ男」「マエストロ」「この水は飲めません」「もう十月?」「ザ・レッド・キング」「ソロモンの知恵」「この意味、わかるだろ」「慈善は家庭に始まる」「アリバイ」「あるギリシア悲劇」「警察長官」「あばたもエクボ」


The Gospel According to Judas(2007)

 日本では翻訳されていない作品のようです。
 タイトルを訳すと『ユダによる福音書』ですね。


『誇りと復讐』(2009年) 原題:A Prisoner of Birth(2008)

 ジェフリー・アーチャーの作品の中で、私が最も好きな作品です。
 自動車修理工のダニーは恋人のベスへのプロポーズを成功させるのですが、ベスの兄でダニーの親友であるバーニーが加わってパブで酒をのみ交わしていたところ、近くのテーブルで酒を飲み交わしていた4人組の著名人、法廷弁護士のスペンサー、俳優のラリー、不動産屋のジェラルド、トビーが絡んできて喧嘩に発展、バーニーが殺されてしまいます。
 しかし、逮捕されたのはダニー。法廷でも社会的地位のある4人組の証言が採用され、ダニー殺人罪で有罪となってしまいます。
 22年の刑で収監されたダニーは、貴族の若者ニックと、巨漢の男ビッグ・アルと同房となりますが、ニックのこれ以上ない協力を得て、1度狂ったダニーの人生がもう1度ひっくり返されます。

 

 


『遥かなる未踏峰』(2011年) 原題:Paths of Glory(2009)

 こちらも所有している本です。
 自分で読むためいうよりも、子供たちに読ませたくて持っているって感じでしょうか。
 作品の主人公は、ジョージ・マロリー。「なぜ山に登るのか?」と聞かれて、「そこに山があるから」と答えた人といえばわかるでしょうか?
 ジョージ・マロリーは、人類で初めてエベレストに登頂成功した人間とも言われています。
 もっとも、最後のアタックの途中で遭難してしまい、登頂後に遭難したのか、登頂前に遭難したのかがわからないので、記録には残っていないのですが…
 この作品では、そのマロリーの1回目と3回目のエベレスト登山が描かれています。
 機材やウェアが発達した現在と違い、当時の登山がいかに過酷なものだったかがよくわかります。

 

 


『15のわけあり小説』(2011年) 原題:And Thereby Hangs a Tale(2010)

 タイトルに因み、15編の短編が収められた短編集です。
 収録作品は「きみに首ったけ」「女王陛下からの祝電」「ハイ・ヒール」「ブラインド・デート」「遺書と意志があるところに」「裏切り」「私は生き延びる」「並外れた鑑識眼」「メンバーズ・オンリー」「外交手腕のない外交官」「アイルランド人ならではの幸運」「人は見かけによらず」「迂闊な取引」「満室?」「カーストを捨てて」


『時のみぞ知る - クリフトン年代記第1部』(2013年) 原題:Only Time will tell(2011)
『死もまた我等なり - クリフトン年代記第2部』(2013年) 原題:The sins of the Father(2012)
『裁きの鐘は - クリフトン年代記第3部』(2014年) 原題:Best Kept Secret (2013)
『追風に帆を上げよ - クリフトン年代記第4部』(2015年) 原題:Be Careful What You Wish For (2014)
『剣より強し-クリフトン年代記第5部』(2016年) 原題:Mightier Than the Sword(2015)
『機は熟せり-クリフトン年代記第6部』(2016年) 原題:Cometh the Hour(2016)
『永遠に残るは-クリフトン年代記第7部』(2017年) 原題:This Was a Man(2016)

 2013年から2017年にかけて(原作は2011年から2016年にかけて)発表された、7部作です。
 イギリスの港町ブリストルの貧しい家に生まれたハリー・クリフトンは、美声を買われてセント・ビーズ校に聖歌隊奨学生として入学します。
 そこで生涯の友、ジャイルズ・バリントンと出会い、ジャイルズの妹エマと恋に落ちますが、そこに2人の出生の秘密が立ち塞がります。
 ハリーは作家として、ジャイルズは政治家としてそれぞれの道を切り拓いていきます。

 面白かったのですが、7部×2冊なので、もう1度読もうと思うとそれなりの覚悟が必要ですね。

 

 


『嘘ばっかり』(2018年) 原題:Tell Tale(2017)

 15編の短編が収められた短編集です。
 収録作品は「唯一無二」「最後の懺悔」「オーヴェル-シュル-オワーズの風景」「立派な教育を受けた育ちのいい人」「恋と戦は手段を選ばず」「駐車場管理人」「無駄になった一時間」「回心の道」「寝盗られ男」「生涯の休日」「負けたら倍、勝てば帳消し」「上級副支店長」「コイン・トス」「だれが町長を殺したか?」「完全殺人」
 最後に、『運命のコイン』の第1章が収められるという、ちょっと変わった作品でした。


『運命のコイン』(2019年) 原題:Heads You Win(2018)

 ソ連に住む青年アレクサンドルは、当局に父親を惨殺され、祖国を捨てる決心をします。
 コインを投げて、表が出たらアメリカ行きの、裏が出たらイギリス行きの船に乗ることにしたのですが…
 表が出た場合と裏が出た場合が、交互に書かれていくのですが、ちょっと不思議な結末が用意されています。

 



『レンブラントをとり返せ ロンドン警視庁美術骨董捜査班』(2020年) 原題:Nothing Ventured(2019)

 ロンドン警視庁の新米捜査官ウィリアム・ウォーウィックは、大学で学んだ美術を活かして、美術骨董捜査班に配属されます。
 美術館から盗み出されたレンブラントの名画『アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち』を追いかけることになるのですが、同時に、『アムステルダムの織物商組合の見本調査官たち』が飾られていた美術館の調査助手ベス・レインズフォードと恋に落ちます。
 しかし、ベスにはウォーウィックに告げられない秘密を抱えていました。

 このウィリアム・ウォーウィックというキャラクター、『クリフトン年代記』の中でハリー・クリフトンが執筆していた小説の主人公の名前です。
 小説の中で主人公が執筆していた小説を、小説にするという、面白い試みがされています。
 ジェフリー・アーチャー氏に言わせると、このシリーズが完結するかどうかは、アーチャー氏に残された時間に関わっているそうですが…

 

 


『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』(2021年) 原題:Hidden in plain sight(2020)

 『レンブラントをとり返せ ロンドン警視庁美術骨董捜査班』の続編。
 捜査巡査部長に昇進したウィリアム・ウォーウィックは、麻薬取締独立捜査班に異動となります。
 今回の敵は"ヴァイパー"と呼ばれている麻薬王。
 しかし、その過程で昔の同級生エイドリアン・ヒースや、前作での仇敵マイルズ・フォークナーも登場します。
 ジェフリー・アーチャーお得意の法廷シーンも存分に楽しむことができます。

 



過去の「ジェフリー・アーチャー」記事

 

 

 

 

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