ニュースや映画でそれとなく力を誇示する事をアメリカさんは好む、
実際に出て来たもので数年経って「そのためか!」と分かった物が二つ
1、映画「TOP GUN」
2、合成開口レーダーを使ったナイル川流域の考古学
今日はこれをUPするための資料集めに2時間かかった(汗)
では早速
1、「TOP GUN」トム・クルーズ主演の大ヒット映画
この中で主人公マーベリックが送り込まれたミラーマ海軍基地での空中戦訓練
相手はA-4スカイホーク、元々は攻撃機で爆弾抱えて敵地に殴り込む飛行機
マーベリック搭乗機のF-14トムキャットと比べると古くてあまり強そうじゃありませんね、
(翼の下は爆弾ではなく増槽「ぞうそう」と言われる外部燃料タンク)
こっちはF-14トムキャット(ドラ猫)
でもこのA-4、爆弾も増槽も抱えていない状態ならむちゃくちゃ小回りが利く。
同一機種同士の戦いなら戦闘機に限らずレースの世界も条件イーブンで
ミスした方の負け。
でもこういった小さくて動きの良い相手はミスを待ったり根性論では勝てない、
チームプレーや必勝パターンに持ち込む方法を考え、分が悪ければ戦わない。
こんな訓練をしている事を映画を通じて当時の東側諸国に伝えたのがこの映画の
もう一つの顔。
2、十数年前の新聞の一面に人工衛星の画像を考古学に使ってナイル川河口地域を調査
その結果現在の川の流れと違う位置、砂漠の下に古い川床を見つけたと報道があった。
その時は「ふ~ん、考古学にレーダー使うのは知ってたけど人工衛星のレーダーも使う」
その当時はその程度の物だった。
現在この「合成開口レーダー」は色々な観測
に使われている、最近では米空軍が
津波で被災した原子力発電所の様子を見るためにグローバルホーク
を飛ばした。
この合成開口レーダー搭載偵察衛星は夜でも雨でも雲がかかっていても観測可能、
しかも人工物と自然物、有機物と無機物を見分ける、特筆なのが地下10m位まで見える、
それが先のナイル川流域の考古学調査。
つまり「夜陰に紛れても偽装ネットで隠しても、穴掘って埋めてもムダよ」と言いたい所、
地上には農家の家や納屋で偽装した戦略核ミサイル基地も地下のサイロが丸見え。
(サイロ:大陸間弾道ミサイルを垂直に立てた格納庫)
この二つはトム・クランシーの小説を読んで知った事です、
アメリカさんとは二度と事を構えないほうが良いようです。