金助連続小説①
タイトル:蒼い稲妻
眩しいライト…
耳をつんざく歓声…
目の前にはチャンピオン…
俺の名前はサンダー太郎。
もちろんリングネームだ。
駄菓子のような名前だがこのくらいわかりやすい方が、いい。
自分で言うのもなんだが、期待の新人ボクサーとして今注目を浴びている。
今日はフェザー級タイトルマッチだ。
新人戦、A級トーナメント…様々な試合は全て負けなし。
誰もが世界に通じるボクサーとして称賛し、ガキの時分は手のつけられない暴れん坊だったが今では雑誌のカバーを飾っている。
今回の試合もスマートに勝利し、ベルトを頂くつもりだ。
日本タイトルは世界への通過点に過ぎない。
対戦相手は猿好(さるよし)日本フェザー級チャンピオン。
三十代後半の玄人ボクサーだ。
おそらく引き出しの数も多いだろう。
だが問題ない。
「1ラウンドで終わらせる」
思わず口にした。
「おめぇもそのつもりか」
チャンピオンが右口角をつり上げたような笑みを浮かべ返答をした。
このチャンピオン1つ気になる点がある。
見た目がガキの時分によく読んだあの名作漫画、ドラ○ンボールの孫○空によく似ている。
今度は心の中で呟いた。
『だからなんだ、こいつはただの鳥○明先生が好きなだけだ。いつも通りの試合展開で終わらせる』
高々とゴングが鳴った。
つづく
眩しいライト…
耳をつんざく歓声…
目の前にはチャンピオン…
俺の名前はサンダー太郎。
もちろんリングネームだ。
駄菓子のような名前だがこのくらいわかりやすい方が、いい。
自分で言うのもなんだが、期待の新人ボクサーとして今注目を浴びている。
今日はフェザー級タイトルマッチだ。
新人戦、A級トーナメント…様々な試合は全て負けなし。
誰もが世界に通じるボクサーとして称賛し、ガキの時分は手のつけられない暴れん坊だったが今では雑誌のカバーを飾っている。
今回の試合もスマートに勝利し、ベルトを頂くつもりだ。
日本タイトルは世界への通過点に過ぎない。
対戦相手は猿好(さるよし)日本フェザー級チャンピオン。
三十代後半の玄人ボクサーだ。
おそらく引き出しの数も多いだろう。
だが問題ない。
「1ラウンドで終わらせる」
思わず口にした。
「おめぇもそのつもりか」
チャンピオンが右口角をつり上げたような笑みを浮かべ返答をした。
このチャンピオン1つ気になる点がある。
見た目がガキの時分によく読んだあの名作漫画、ドラ○ンボールの孫○空によく似ている。
今度は心の中で呟いた。
『だからなんだ、こいつはただの鳥○明先生が好きなだけだ。いつも通りの試合展開で終わらせる』
高々とゴングが鳴った。
つづく