S.B.のちょっと怖い話 | MY SONG IS BAD

S.B.のちょっと怖い話

俺は昔から合コンが好きでね。
ある夏の日、大学の友達三人と、看護学校の娘三人とで合コンしたんだ。


まあよ、俺は「ヤリコン」みたいな低俗なのは大嫌いなんで、純粋に友達作りの
一環として励んでたわけよ。

宴もたけなわ、ホロ酔いの皆と運転係の俺とで肝試しに向かったのさ。

「お主らの胆、試させて頂く」

「胆で…胆でこの俺が圧倒されるなんて…」

みたいなクソ話を挟みながら車を止め、歩いて山中のトンネルに向かった。


トンネルの入り口にはなんと花と線香が飾られており、雰囲気は満点。

犬の遠吠えまで聞こえる始末。


トンネルの中途まで進んだ時、友人の一人が言った。

「ちょっ、なんか首に当たっとるんやけど」


「わ、わーーーー!」

「ギャーーー!」


半狂乱で俺達は逃げ出し山をかけおりた。


急いで車に乗り込み出発。

2キロ程走った時に、さらに恐ろしい事態に見舞われた。




人数が足りない!



五人も!