帰省したら、ここに行こうと決めていた場所。

それは地元郊外のお寺。

この名を聞いて、あっ!と思うのは
たぶん近所の人か、かなりの民謡通。

この新保広大寺は、民謡の元祖と言われる
新保広大寺節に唄われた住職のいたお寺。
つまり、わが故郷は民謡の生まれた地。
民謡の祖を作った人々の地ということなのです。

子供の頃から民謡の中で育ってきたのに、
それを知ったのはここ数年のことでした。

で、現存するのだろうか?
という疑問から、家にあった新保広大寺物語という本で調べたのが去年。
(たぶん地元でしか出版されていないレア本が、実家にありました)

どうやら唄ができた頃のお寺は移転したものの、
お寺そのものはまだ残っているということを知りました。

で今年は、そこに行ってみましょう・・・ということに。

道中は、のどかです。
一応現役で、たまーーーに1両編成のローカル電車が通ります。

雪解けからお手入れしてないようすで、杉の葉がいっぱいの参道。

冬囲いがそのまま。残雪も。

禅寺で札所にもなっていました。

全容。前は田んぼ。
かつては茅葺きだったことが伺えます。

ヨコも田んぼで後ろは山。

ちゃんと碑がありました。
で、この下では前のお宅のお母さんが
ゼンマイを干してました。

日当たりいいのね。

できればお寺の方にお話を聞きたかったけど、
住宅らしき建物にも人の気配はなく・・・断念。

次は、生で地元の方々が唄い踊る新保広大寺節を聴くのが目標。
めったに聴けないようです。

新保広大寺節
↑別の曲からスタートして、8:35から新保広大寺節です。

実はこっちのほうが好き→新保広大寺節