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土地宝典」は著作物性のある地図か

 

(注)「土地法典」とは、土地台帳と地籍図を合体させるなどして、所有者を確認しやすいように民間で編集して刊行された地図帳のことです。地番と地積しか収録されていない簡便なものから、複数の情報を詳細に収録するものなど、さまざまなものがあります

平成20年01月31日東京地方裁判所[平成17(ワ)16218]

本件土地宝典は,民間の不動産取引の物件調査に資するという目的に従って,地域の特徴に応じて複数の公図を選択して接合し,広範囲の地図として一覧性を高め,接合の際に,公図上の誤情報について必要な補正を行って工夫を凝らし,また,記載すべき公図情報の取捨選択が行われ,現況に合わせて,公図上は単に分筆された土地として表示されている複数の土地をそれぞれ道路,水路,線路等としてわかりやすく表示し,さらに,各公共施設の所在情報や,各土地の不動産登記簿情報である地積や地目情報を追加表示をし,さらにまた,これらの情報の表現方法にも工夫が施されていると認められるから,その著作物性を肯定することができる。

 

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