小学生の夏休み、父方の田舎に帰郷したときの話。
俺は向こうでしか会わない友人、KとMとの3人で、毎日「探検」に明け暮れてた。
裏山の奥にある防空壕、川向こうの町、山の上にあるお稲荷さま、いろんなところに行った。楽しかったな。
夏休みも終わりにさしかかり「探検」のネタも尽きてきたある日、Kが言い出した。
「今日はさ、ミハシに行ってみないか」
それを聞いたMの顔色がサッと変わった。
「ミハシはダメだって。ぶん殴られるくらいじゃすまないよ」
地元民じゃない俺には解らないが、ヤバいところらしい。
ふたりが言うには、ミハシとは山の裏手側にある「入ってはいけないところ」。
地元の子供は皆、きつく立ち入りを禁じられている。
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