俺が書き込んだ言葉は、いずれは膨大なログの中に埋もれ、
この広大なネットの中で、何の意味も持たない記号になっていくんだろうな。


──まるで無限に続く時の流れの中で、俺が生きて、死んでいくまでのあまりに短すぎる時間が、
膨大なそれ以外の時間の中に、溶けて消えていくように。


でも、ここに、こうして俺が刻み付けた言葉は、確かにここにあった!


この書込みがあるってことは、俺が今生きて、何かを感じ、声を発したってことなんだぜ!


もしお前がこの先、何か仕事に失敗したとして、その事を気に悩んで
何日も何日も夜も眠れなくて、気晴らしにふらふらと外を散歩しだしたその時は、


車に気をつけろ。