いい話かは知らんが、昔愛犬が死んだ時の話。


長い事一緒にいて、いつ死んでもおかしくない位弱ってた。享年十七歳、長生きだろ。
飯をやりに出たら、よろけながら膝に甘えに来た。しゃーねーなってワシワシしてやったのを覚えてる。昔みたいに飛びかかってこなかったからかもな。
抱き抱えて毛布に寝かしてやって、ゴミ捨ててきたら冷たくなってた。
ゴミ捨てるのに一分か二分しかかかってなかったのに本当に冷たかった。どう考えてもかなり経ってる感じ。
春の矢先で寒かったけど、ワシワシした時あったかかったのに。そんなすぐ冷えるもんなのかな?


最後に甘えてくれたんだと思ってる。