ある所に不幸な男がいた。
とても貧しく、皆からいじめられていたので、
憐れに思った神様が男の前に立って言った。


「望みを言え。一つだけ願いを叶えてやろう。」


急に現れた神様に男は気が動転しながら答えた。


「ちょっと待ってください。今考えますから。」
「うむ。わかった。」


神様は少しの間だけ待ち、そのまま消えた。