先月用事があって普段乗らない電車に乗ったら  
沿線で花火大会があったらしく  
浴衣の女性がいっぱいいて思いがけず目の保養。  

そこへ乗ってきた「愛読書は小悪魔アゲハです」なふたり。  
金髪にギャルメイクで  
おまえそれ千円ショップで揃えたろ」な  
安っぽい趣味の悪い浴衣を下品に着こなしておりました。  

早速携帯が大音量で鳴る。  
携帯いじりまくりだろうどうせと思ってたけど、  
「いやだ、切るの忘れてた。恥ずかしい」と囁いて  
千円ギャルは即効で電源を落とした。  

乗客がだんだん増えてきて、  
ギャルズの右隣のひとり分しかないスペースに、  
オシャレでステキなカップルの女性が座った。  
カップルの男性の方は離れた席に座った。  

しばらくしてギャルズの左隣が一つ空いたとき、  
ギャルズは何も語らずお互い目だけで合図し、  
すっと左に詰めてカップルの女性の隣を空けてあげていた。  

カップルは何も言わず会釈もせず並んで座った。  

そうか、千円ショップ浴衣なのは  
この子達が円光も万引きもカツアゲも親のすねかじりもせず  
自分のお小遣いやバイト代だけで浴衣揃えようとしたからなんだ、  
そう思った私はものすごく恥ずかしくなりましたとさ。