その日俺は彼女のご両親に結婚の承諾をもらいに行った
俺がチーズが好きなのを知っていた向こうのご両親はチーズフォンデュを振舞ってくれた
ご両親、彼女、俺、4人でチーズフォンデュを囲む
パンやウィンナー、アスパラ、ジャガイモ、せんべい、みな美味しかった
彼女は上手く俺の事を紹介してくれてた様子で食卓に笑いが絶えない
するとお父さんが笑いながらアスパラを鍋の中で見失った
「ほら◯◯君、アスパラが落ちたよ、取って食べなさい」
「え?あぁはい・・・」
緊張で手がすべる、アスパラどこだよ・・・
鍋底のチーズが固まっていてフォークが引っかかる
その瞬間、チーズフォンデュの鍋を支えてる台がガタンっと音を立てて鍋をひっくり返した
「母さん雑巾!!」お母さんは慌てて台所へ
「ちょっと◯◯!なにしてんの!」彼女に膝を思いっきり叩かれる
テンパった俺は机に広がった熱々のチーズを2枚のせんべいを両手に持ち綺麗にすくって見せた
ほぼ全てのチーズを鍋に戻し「このチーズを僕にください!」と大声で言った
お父さんが「◯◯君は食べ物を粗末にしない良いコだね」とにこやかに笑う
続けてお母さんが
「ウチの娘なんてこのチーズまみれのアスパラみたいなモンですがよろしくお願いします」
「はい!もちろんです!喜んで!」笑顔でチーズまみれのアスパラを口に含む


次の日彼女に振られた