最近、主婦業に徹しているわたしは、だいぶ金銭感覚が

磨かれてきた。これが食べたいから買うといった衝動的

な買い物をすることは滅多にない。いま冷蔵庫にある食

材を活かすには何が必要か、かつどこが安いかを考えな

がら買い物をするようになったのだ。


そんなわたしだけれど、買い物上手と自負するにはまだ

まだだ・・・と反省する出来事があった。


最近、冬のセールに足を運んだこともあり、若干乱暴に

お金を使ってしまった気がしていた(実際は、そんなに

浪費しているわけではない)。その引け目が、手元をくる

わせたのだ。


場所は鮮魚売り場。夫の健康のことを考えて、今夜は

魚にしようと思い立つ。しかし、置いてある魚はすこしば

かり値がはるものが多かった。といっても、価格設定が

間違っているわけではない。それなりの値段だ。でも、

その“それなり”が妙に高いものに感じられ、もっと安い

魚はないかなと物色してしまう。


そして目についたのが、子持ちししゃもだった。なんと、

9尾はいって「138円」!


「こりゃー、買いだね」と思って、迷わずレジへ。安く魚

を買えたことに喜びを感じながら家路を急ぐ。


しかし、どうしてこんなに安いんだ。と、冷静になれたの

はすでに家についてから。よくよく考えてみると、安い。

安すぎる。そこには何か理由があるのではないか。


おそるおそるパックを裏返し、賞味期限を確認。問題なし。

販売会社を確認。国内の企業だ。とそのとき目に入った

のが「生産国」。うっ!中○ではないか。そしてこの価格。

果たして食べても危険はないのだろうか・・・


たぶん、独り身だったら迷わず食べただろう。しかし今

自分が食中毒やらなにかで倒れたら、小さな娘はだれが

面倒をみるのか。大げさかもしれないが、マジメに3分ほど

考えた。


食べるわけにはいかない。それが結論。138円で健康被害

のリスクを負うのは割に合わない。もちろん魚に罪はない。

ごめんなさい。ししゃもさん。次からはもっとよく考えて鮮魚

売り場へ足を運ぶことにしよう。