全国では、震災で2万5000隻を超える漁船が被害を受け、新しい船の発注が急激に増えるなか、大手メーカーは、宮城県に仮設の工場を設けて製造を急いでいます、小型漁船の製造では最大手の「ヤマハ発動機」は、宮城県村田町に屋内テニス場を改装して仮設の工場を設け、今月から本格的に操業しています。この施設には、北海道や香川県など各地で製造した漁船が運び込まれ、20人の作業員が漁業者の要望に応じブランド コピー
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て座席などを取り付ける仕上げの作業を行っていま、震災で被害を受けた漁船は全国で2万5000隻を超え、国は、複数の漁業者が共同で使う船として漁協が購入する場合、費用の一部を補助する制度を作りました。これを受けて、メーカーには漁船の発注が急激に増えていて、ヤマハ発動機は、これから来年3月末までの5か月余りの間に、去年1年間の11倍に当たる2800隻を製造する計画です。来月には作業員の数を2倍近くに増やし、漁船の引き渡しを急ぐことにしています。工場の所長を務める末安郁郎さんは「船の仕上げは、本来、販売店で行ってきたが、被災した店が多いので特別に対応している。早く漁船を引き渡し、漁を再開できるようにしたい」と話していました。