我が家も早くも築20年経ちました。
さすがにあちこち傷んで来て、都度できる範囲で修理してきましたがちょっと無理そうで諦めていたのが、
お風呂のシャワーの水漏れ。
「止」の位置にしてもシャワー側だけポタポタと水が垂れて来ます。
ちょっと古いタイプのINAX(現LIXIL)の台付き一体型水栓なので、蓋を開けてみても素人にはちょっと手が出せそうにありませんでした。
なので、シャワーヘッドを「止水」できるタイプに交換してだましだまし使っていましたが、いよいよそれでも水が垂れて来るようになってしまいました。
仕方ないので修理を頼もうかとLIXILのホームページを見ていたら止水栓の交換部品があり、交換手順の説明書も見られました。
これなら私にもできそうだったので、部品の品番(A-3648)検索するとAmazonでも購入できる事がわかり、さっそくポチってみました。
これです。
正式には「切替弁部」という部品で結構な大きさです。
我が家の水栓の品番が分からなくて困っていましたが、クローゼットを整理していたら家の引き渡しの際の書類の中に取説が入っていたので判明。
BF-7745Tというタイプの水栓でしたよ。
早速交換に挑戦ですが、水回りの修理は元栓を閉めて万一に備えるのをお忘れなく。
まずは、
こちらのハンドルの中央の蓋を小さいドライバーで外し、
プラスドライバーでビスを取るとハンドルが抜けます。
白いセレーションが付いていますがこれは簡単に外れます。
手順書には外した後に「固定ナットをモンキーレンチで外す」と書いてありますが、このナットは角が丸くて薄いのに、長年の水浸しで固着していてモンキーレンチだとすぐになめてしまうようです。
なので、Amazonのレビューには、
こちらの「コンビネーションスパナ」を使うのが良いと書き込みがありました。
25mmのスパナは普通のホームセンターにはあまり置いていないようなので一緒にAmazonでポチりました。
これで「エイやっ!」と力を入れるとあっけなく外れましたよ。
錆さびもいいところでした。
ここからこの「切替弁」を抜くのも大変なようですが、
説明書に書いてあった通り、ハンドルを仮付けして何度か前後に動かしたところで抜けました!
ハンドルはプラなので、あまり硬くて抜けないときは無理しないでシリコンスプレーを何度も吹き付けたりして、少しずつ動かしながら抜かないとハンドルが割れてしまいますのでご注意。
私はあまり苦労しなかったので結構ラッキーだったようです。
新品と比べると、
金属部分が黒くなっている以外にもOリングや黒いプラ部分が劣化していました。
特に、
水の出入りをコントロールしているであろう部分の白いプラが、古い部品では溶けたように穴が開いていました。
おそらくこちら側がシャワーのコントロールをしている方で、穴が開いているので水が止まらずにこの穴からシャワーホースに水が漏れ続けていたようです。
早速新しい部品を差し込んで、
イモネジが飛び出していますが、
受け側に切り欠きがあるのでそこに合わせるとちょうど良いようです。
後は固定ナットでしっかり締め付けて、セレーションとハンドルを付け直せば完成です。
新しい切替弁に換えたらハンドルが嘘のように軽く回ります。
肝心の「止」の位置ではシャワーの水漏れも解消!
これでしばらくは使えそうですが、古いタイプの交換部品等はどんどん無くなっていくようなので、次にどこかダメになった時にはユニットバス毎の交換も考えないといけないようです。
まだ10年は頑張ってもらいたいのですが・・・。(^_^;)