さて、前回お話したハンカチーフの続きを綴りたいと思います宝石赤



『布の宝石、レースのハンカチーフ』


17世紀になると、ハンカチーフが愛の贈り物や小道具として本格的に用いられるようになります。

恋人たちが舞踏会の中で一目を忍んで逢引の約束をするためにハンカチーフを取り交わしたり、また愛の証として、自分のイニシャルや紋章入りのハンカチーフを相手に贈ったりしました。

シャイクスピアの「オセロ」ではヴェニスの貴族であるオセロが旗手イアーゴの奸計にかかり、妻デスデモーナの貞操を疑い殺しますが、この奸計に使われた小道具が「ハンカチーフ」。

ハンカチーフがその人自身を表す重要なものだったことがわかります。


この頃のハンカチーフにレースが使われていることからも分かるように、肌着や表着、襟飾り、袖飾りなど、レースの需要は驚くほど高まっていきます。

実に様々なものがレースで装飾されていました。外国のレース産地に外貨が流出されていくのを防ぐため、フランスでは、レース先進国イタリアから技術者を集め、1665年8月、アランソン市など国内各地に王立レース工場を設立しました。

ときの宰相コベールは、これらの王立工場で作られるレースを【ポワン・ド・フランス】と称する、宣言したのです。


宮廷などに集う貴族たちを広告塔にしたフランスのレースは、ヨーロッパ全土席巻しました。貴族たちにとって、フランスのレースを身に付けることは、大変に価値のあるものとなっていたのです。

その高価なレースをふんだんに使ったハンカチーフはまさに見せるためのアクセサリー。

エチケットとしてのハンカチーフとは使い分けられ、定着していきました。



アトリエ・コッポラ
ベラスケイ 『王女マリア・テレーサ』 1652年頃




アトリエ・コッポラ
フェルメール 『レースを編む娘』 1669-70年頃




この素敵なお話の続きはまた書きますねリボン











ワンピース---------------------------ワンピース

「Tshirt collection in MOMO!!」


場所 : 「花やMOMO」  

         荒川区町屋8-6-6

日時 : 7月18日 (月) 

     11時~・・・なくなり次第

アトリエ・コッポラ


この日は、祝日ですので、是非遊びに来てください。

シンプルな物から個性的な物までオンリーワンの一点もののみを置く予定です!

好きなものを選んでください天使キラキラ

早いもの勝ちです馬キラキラ