久々となる、テント泊放浪の旅に舞い上がっている、管理人“tatsu_peng”

瀬戸大橋の橋げたとなっている島のひとつ、香川県の“与島”にある
与島サービスエリアで目覚めた、tatsu_peng。
実はサービスエリアで車中泊、ってわけではありませんで、敷地内の片隅に
担いできたテントをコッソリと張って、寝ちゃいまして…。

 いわゆる、ゲリラキャンプってヤツです、ハイ。

少しでも迷惑をかけないように、撤収も、早朝から行わなければなりません。
ってことで、起床時間は午前5時30分とします。


 与島テントで起床


なお、上の画像は、この放浪の旅について来てくれている、tatsu_peng長男坊の
幼稚園年長児さん、優歩クン(5歳)です。w
幼稚園を1日だけサボって、わざわざ物好きなtatsu_pengに付き合ってくれてます。

優歩クンも、今まで家族でのテント泊経験も豊富ですので、寝相こそ悪かったものの
朝までグッスリ寝てくれました。
この写真を撮影したあとで、優歩クンお得意(?)パターンの…。

「ちょぴっ。」

と言いつつ、tatsu_pengにハグしてきます。
あ、ちょぴっ、ってのは優歩クンの造語で「ピチョっとくっつく。」を
反対にしたコトバらしいですが、tatsu_pengに抱きついてくるときにだけ、言います。

 カワイイっす…朝から親バカ全開ですが。w

あ、サービスエリアでテント泊、って行為は本来ダメなことでしょう。
しかしながら、クルマでの車中泊は許容されている以上、他の交通に
迷惑がかからない場所であれば黙認されている、ってのが現状のようで。

そこでtatsu_peng、他の人が通常では来ないような場所にテントを張りまして。
そして、夕暮れ時に設営し、日の出と同時に起床して、即時撤収。
コッソリ、ヒッソリと(?)テント泊しておりましたので、お許しくださいませ。

テント泊ではかなり贅沢な、キレイな水洗トイレや、各種自動販売機があるのも
パーキングエリアならでは、の嬉しいポイントでして。
今回は、2人分の寝袋を担いでいる関係で、クッカーは持参しませんでしたので、
温かいコーヒーが自販機で購入できる、ってのはシアワセでした。w

パーキングエリアにあったテーブルで、優歩クンと朝食とします。


 与島P.Aにて朝食


このあと、tatsu_pengが飲んでいる温かいカフェオレを欲しがった優歩クン。
朝だからカフェイン入りでもイイよね、ってことで、ひとくち飲ませますと…。

「ちょっと にがいけど おいしい。」

これが、優歩クンのコーヒーデビュー(?)ですね。
やはりオトナと同じことをしたいんでしょう、頑張って飲んでました。
ただ、カフェインの利尿効果で、このあと1時間で2回、トイレに行きましたとさ。w

さて、この日は瀬戸大橋橋げたの、残り2島へ向かいます。
まず最初に、パーキングエリア内にある与島バス停から“下電バス”に乗車します。


 児島駅行きのバス


島巡りなのにバスで行く、なんてヘンじゃないの、とツッコんだ方。
この日訪れる“岩黒島”“櫃石島”は、基本的には島民の方々とその関係者以外は
自家用車での上陸が認められておりませんで。
tatsu_pengのような旅人は、路線バスを利用するしか、上陸することはできません。


 岩黒島に到着


バスに乗ることわずか3分ほどで、お隣の島である岩黒島に到着します。
ちなみに、上の画像左側に写っているのが、岩黒島バス停です。
乗車料金を支払おうとすると、バスの運転手さんが…。

「坂出から、バスで来たの?」

と聞いてこられましたので、昨日のバスを利用して与島まで来た、と正直に返事
すると、運転手さんは…。

「乗り継ぎ割引で、20円です。」

とのことでして。

 っ。

どういう計算でこの運賃になるのかは不明ですが、安けりゃ嬉しいのは当然のこと。
言われるがまま、わずか20円ナリを料金箱に入れて、バスを降ります。

さて、降りたところは瀬戸大橋、正式名称は“瀬戸中央自動車道”の橋げたの上、
本線車道スグ隣にある、岩黒島バス停です。
ここからは、なんとエレベーターを利用して、島に上陸します。


 岩黒島へのエレベーター


路線バスに乗って来て、エレベーターで島に上陸する、って…。

 新鮮です、ホント。

上陸後は、昨日同様に優歩クンを隊長にして、好きなように島を歩いてもらいます。

さて、この岩黒島なんですが、周囲は1.6kmと、かなり小さい島です。
地図を見たところ、島の外周に道路があって、内側が集落になっているようです。
優歩クンが指さす道は、島の外周を時計回りで歩く道でした。

周囲がわずか1.6kmの島ですので、あっという間に漁港のある集落に到着
丸々と太った野良猫さんたちが、うろちょろとしています。

この旅では、tatsu_pengのお古コンデジである、キヤノン社製“IXY 910”
優歩クンに貸し出しておりまして。
夢中になって、ネコ写真を撮りまくる優歩クンです。

せっかくですから、優歩クンの作品(?)を1枚ご覧くだされ。


 優歩クン・ネコ写真


ここはあえて、ノートリミングで掲載しちゃいます。
tatsu_pengでは、決して撮影できない構図です。
手前のリュックがジャマですが、これはこれでアリかな、とも思いますがどうでしょう。

ネコと遊んでいるtatsu_peng&優歩クンに、ここで民宿を営まれているであろう
元(?)オネエサマが、島のマップをプレゼントしてくださいました。

 ありがとうございます。

どうやら、島の小中学生サンたちが作成に携わられたであろう“わたしたちの岩黒島”
というマップで、島の見どころなどがちゃんと記載されていて、イイ感じです。w
このマップに“黒浜”というビーチが記載されているのを発見した、優歩クン。

「うみに いこ うみ いこ。」

どうやら、先ほど通り過ぎた学校の横に、ビーチへ行く道があったようです。
分かれ道には何の案内板もありませんでしたので、道を知らなければ
まず行き過ぎちゃいますね。

黒浜へ行きたがる優歩クンに、来た道を戻らなければならないこと、
tatsu_pengが終わり、って言ったらビーチ遊びをやめること、などを説明。
それでも行きたい、とのことでしたので、学校付近まで戻ることに。


 与島・黒浜にて


小さい島ですので、ほんの20分ほどで、黒浜に到着です。
ここの砂は少々黒いんですが、砂鉄が多く含まれているのがその理由だそうです。

久々の海岸遊びに、テンションMaxになっちゃった優歩クン。

「パパ くつ ぬいで いい?」

イイよ、という返事を待つまでもなく、靴と靴下を脱いで裸足になっちゃいます。


          黒浜で遊ぶ優歩クン


幸い、この日は10月中旬にしては気温が高くって。
海水温もまだ高かったので、昼間はまだまだビーチ遊びができます。

このあと、優歩クンに誘われたtatsu_pengも、靴を脱いでビーチ遊び。
あまりにもハシャぎ過ぎて、ズボンを海水まみれにしちゃった優歩クンです。

 …ま、いいさ。w

この気温ですので、濡れてカゼをひく、ってことはないでしょう。
それより、優歩クンの元気すぎる姿を見て、微笑ましくなっちゃいます。

ずっと遊んでいたいんですが、1日に6往復しか運行されないバスの時間も気になります。
ってことで、優歩クンには申し訳ないんですが、ビーチ遊びは1時間ほどでオシマイ
もう一度、港のある集落まで戻って、ランチタイムとします。

黒石島には、何台かジュースの自動販売機がありまして。
そのうちの1台に、とあるブツ(?)が売られているのを発見。


 黒石島・自動販売機


サントリーの飲料水自販機に、ナゼだか“ザ・プレミアム・モルツ”が売られてます。
お値段は350mがl缶で280円ナリと、ちょいと離島価格(?)なんですが…。

 tatsu_peng、ビールにゃ激弱…。

目の前に転がっている、もとい、販売されている冷たいビールの前では、
昼間であろうが、ちょいと高かろうが、そんなの関係ありませぬ。w

優歩クンには冷たいジュース、tatsu_pengは冷たいビールと一緒に、
港に座ってtatsu_pengが担いできたパンで、海を見ながらのランチです。


 黒石島でビール


あ、ここ岩黒島には民宿が何件かありまして。
予約しておけば、海鮮系のランチを食すことができるようなんですが、
悲しいかな、優歩クンがあまり海鮮には興味を示しませんで。

 安いパンですみましたが、ね…。

tatsu_pengのフトコロ具合まで考えてくれたのかな、って思ってみたり。w

昼食後、さらに岩黒島を探索してから、エレベーターに乗ってバス停に戻ります。

続きましては、お隣の櫃石島へと、またも下電バスで向かいます。
櫃石島は、下電バスでそのまま上陸可能です。

tatsu_pengが下車したのは、櫃石学校バス停。
優歩クンが黒浜で遊んじゃった関係で、1本バスを遅らせましたので、
ここ櫃石島には、わずか2時間30分ほどしか滞在できません。

 優歩隊長の決定だから、仕方ナシ。w

ここからは、時間の関係でtatsu_pengが優歩クンを連れて歩くことにします。

バスを降りて最初に向かうのは“歩渡島”という無人島です。
島の名前どおり、歩いて渡れちゃう島なんです。
ホント、この旅はエレベーターで下りたり、バスで降りたり、歩いて渡ったり…と
レパートリーに富んだ上陸方法を楽しめておりまする。


 歩渡島へ歩く


このように、堤防(?)を少し歩いて、歩渡島に上陸します。

渡り終わってからは山道が始まってますが、ここを歩く人も少ないんでしょうか、
細い山道には、クモの巣がイッパイで…。
拾った枝で、クモの巣を払い除けながら進みます。

優歩クンも、枝を持ってくれてましたが…。


 クモの巣を払う優歩クン


完全に、武器と化してますね。w

 仮面ライダーじゃない、っての。

ここ歩渡島の中には、七福神が祭られておりまして。
優歩クンと一緒にお祈りをしたら、元来た道を戻ります。

ここからは、帰りにバスを乗る予定の、櫃石バス停まで歩きます。
約15kgほど荷重のある、tatsu_pengが担ぐグレゴリー社製“スタウト 75”
バス停に置いて、身軽になった状態で集落を散策します。


 櫃石島を歩く優歩クン


もう少し滞在していたいんですが、次のバスでは帰宅が午後10時頃になっちゃいます。
さすがに幼稚園児にはツラいよね、ってことで、下電バスに乗って帰宅することに。

JR児島駅に到着後、昨日も乗車した“快速 マリンライナー”に乗って、JR岡山駅へ。
席に座るやいなや、tatsu_pengが担いでいたスタウト 75にもたれかかって、
スヤスヤと寝ちゃった優歩クン。


 マリンライナーで寝る優歩クン


朝も早かったし、かなり歩いたし、そりゃ疲れてますよね…。

 付き合ってくれて、ありがと。w

最後は、JR岡山駅から“N700系”に乗車して帰宅します。
幸い、自由席も空席がありましたので、JR岡山駅構内にあるコンビニで購入した
お弁当を食べていたら、あっという間にJR京都駅に到着。

在来線に乗り換えて、JR草津駅で降ります。
tatsu_peng宅まで歩いて約20分ほどかかりますが、歩きながら優歩クンに
この旅の感想を聞いてみますと…。

「いっぱい あるいたけど たのしかった。」

と言ってくれましたので、またtatsu_pengに付き合ってくれる、って聞きますと…。

「うん もちろんっ。」

幼稚園児連れのバックパックも、ひとり旅とは全く違う魅力がありますね。
確かに、色々と苦労は増えて、行動範囲も狭まるんですが、それもまた楽し
いつも以上のノンビリペースですが、これも親子連れの旅ならでは、でしょう。

来年は、幼稚園の年長さんになる、次男坊の駿クン(5歳)とふたりで旅する予定
今から、ホント楽しみです。w