今まで自分がおばさんになるなんて想像もしていなかった。
でも、自分は確実におばさんだと思う。
顔つきも、健康状態も、考え方も、見た目も。どんなにこぎれいにしていたって老いには逆らえない。
そんな私が赤ちゃんを産んで今から育てていくなんて想像もできない。
考えてみればおばさんではない女の年月は、私は15年くらいだと思っている。
そうね、25歳から40歳くらいかしら。(すみません、私の価値観です、あくまで)
その期間は「結婚、妊娠、出産、子育て」をセットで考えることが十分にできる。精神的にも肉体的にも無理のない範囲で。
どんな年代でも妊娠出産できる人はできるけど、それはもう自分の強い意志で自分で決断していかなければ生易しいものではないと考えている。
そうして流されること、安全なことに価値を見出す私としては、この15年間の間に出産、育児まで終わっていたらよかったのになって強く思う。
若い子を見ると、ああ、まだ子供が産める子宮をもってるんだな。
ああ、まだいろんな選択しをもっているんだなとあこがれる。
でも、自分にもそんな時期はあったのだ。気が付かず無駄にしてしまっただけで。
そして、自分がおばさんになるなんて想像もしなかったけど実際になってしまった。
老いを受け入れるのはとてもつらい。
そして、女性って案外主役でいられる時期って短いんだなとも思う。
その期間に自分が納得できる成果を残せればおばさんになっても堂々と美しくいられるのかな。
私は今になって思う。この15年は人生の中でもものすごく重要な時期なのだと。
今この時期にいる女の子たちには、自由な選択をする権利もあるけど、その選択がどうか納得のいく選択でありますようにと願う。
私は私の子供に出会うことはないのだろう。100%ないとは言い切れない??果たしてどうだろうね。
不妊治療をして苦しんでいる人、dinksの人、望まぬ妊娠で中絶する人、産んでしまって養子に出す人、それを受け入れる人、自然に妊娠出産して子育てしていく人、、、
こんなに複雑化している女性の妊娠出産事情。
それを少子化対策として気軽にお願いね☆なんて言えないよねえ。
おばさんはつぶやきます。