日本では少子化対策をはやらせようとしているらしい。

 

人口減少が著しいから国はそうせざる負えないのだろう。

 

だけど私はこれにすごく違和感を覚える。

 

みんなが子供を産みたくなる世の中に。みんなが子育てしやすい世の中に。

 

たしかにそうなったらいいのでしょう。

 

ただね。

 

産めるとされている年齢を超えてしまって、結果子供を得ることのできなかった自分としてはどうしてもモヤモヤしてしまう。時代によって(しかもこんなに短期間で)価値観て変わるものなのかと。

 

あとは、出産というものが誰でも簡単にできるものであるという前提条件がついているような気がする。

 

出産て命がけだと思う。若くても高齢でも。

 

健常な子供が産まれてくれればいいけれど、そうでない場合もある。母体に命のやり取りが必要になってくる場合もある。

 

出産て女の人生が変わるんだぜ。

 

出産を乗り越えたらこえたで、SNSをちょっと開けば共働きしながら子育てして、スーパーウーマンを期待しているようだけど実情うまくいかなくて苦しんでいる人もいる。

 

ネガティブな情報は世にあふれている。出産は簡単なことではない。なのに少子化対策、産んでくれる世の中に、という。

 

私はそれがモヤモヤする。それは私が高齢で産めなかった者だからなのか。

 

若かったら、それでも行政がなんとか妊娠出産をサポートしてくれる時代になったことをありがたいと思いながら頑張れるのか。

 

若くして産めたら、体力や経験値の少なさからくるであろう鈍感さも手伝って押し切れるような気がする。

 

でも、高齢で今からその道を歩めと言われたら、私は自分の子供に出会えるという感動を得ることが何よりの第一優先とはなりえないと思ってしまう。

 

産むと価値観が変わるよ、産んだほうがいいよという一方で高齢出産はネガティブ情報満載で。一体どっちが正解なんだよ!!ふざけるな!

 

 

ほんの10年で世の中ってここまで変わってしまうのか。

 

とはいえ、自然に自分のおなかに命が宿って、なんだかんだいっても健康な子供を2人くらい産んで育てている女性をうらやましいなとは思う。

 

私のぽんこつな子宮が叫んでる。こんなはずじゃなかったのに!と。

 

世の中もばかやろう。