発信者の方はそこまで考えていなかったと思うが私はとても傷ついたことがあった。


子供を持つか持たないかを悩んでいる人に対しての発信だった。


生き物は本能として子孫を残すことになっている。だからできたら子供を生んでみたら良い。


親としての役割という代えがたい人生の経験を得られるから。と


もちろん子供がいない人よりもいる人のほうが優れているわけではないとフォローはれていたけれど私はこの言葉が頭にこびりついてしまってまた心が暗くなった。


この発信をどうこう言うことではない。だって不妊の私に向かって言っているわけではないから。


私は生き物として、女として、雌として失格なのだろうか。


産めただろう時期に結婚せず、産めなくなってきてからイロイロもがいて、不妊治療しかも体外受精までしても授からなかった私。


一度も着床すら、流産すらもしなかった、経験すらできなかった私。


どんなにあがいても努力しても若返れない私。


私は生き物として失格。旦那にも子供のいない人生をしいてしまった私。


最近職場の他部署の三十代前半の人が妊娠してもうすぐ出産だという。


バリバリのキャリア女性で難関資格もおもち。


でもちゃんと適齢期に結婚妊娠してきっと職場復帰後も働くのだろう。


仕方のないことだけど、苦しい。


私は仕事も中途半端。妊娠で得られる職場の特権(産休や育休や時短とか)にあこがれていたけど叶わなかった。とういかそんな不純な動機があるから子がこないのだろう。


今は産育休の子たちがいかに快適に働けるかに心を砕きながら働いている。


面倒くさい仕事や、定時で帰れなそうなら変わってあげて、子供のことで休む遅れるのなら率先して穴埋めして。


そして笑顔で大丈夫、子どものところに早くかえってあげて!と答える自分。


たまに爆発しそうになる。


私だって帰りたい。私だってたまには楽もしたい。私だって。


でも、子どもを産めない女には権利がないのだ。