不妊治療専門のドクターのユーチューブをよくみる。


40代の治療の厳しさが嫌でもわかる。


妊娠は奇跡、授かりものとはいえ自分自身も母から産まれてきたし、世の中には多産の人もいるし、子供を産めたのに虐待する人もいるし、子供が親を選んで産まれてきたなんて説は私は嘘だと思っている。


奇跡ではない。


出産適齢期なら自然と妊娠できる人はできる。自然にできなくても不妊治療という医療のアシストを受ければ妊娠出産できる可能性が高くなる。


だから然るべき努力とお金をかける価値があるし、その後の子育てにもエネルギーを捧げられる。


でも40代は違う。


確率は適齢期よりも遥かに遠い。


大金をかけ、正常胚が出るまで採卵検査移植をし、どんなにしんどくても諦めなかった人にだけ自分の赤ちゃんを抱くことができる。


これは奇跡ではなく努力。


でも、それだけできる人ばかりではない。


私は出来ない。そこまでの気持ちはきっとない。悲しいけれど。悔しいけれど。


だから奇跡、授かりものと言ってしまう。


このどうしようもなく絶望的な体に偶然にも命が宿ったらそれは奇跡といわずになんと言おう。


40までは奇跡ではなく努力。


それ以降は自分の心が決める。