だんだんわかってきたこと。
私の年齢では子供は産めたら本当に奇跡で宝くじに当たるくらいな幸運であること。
産める人、産んでる人もいる。
でも、それはホントの一握りの幸運、運命だった人。
治療しても、アンチエイジングしても、お参りしても、たくさん泣いても、たくさん後悔しても、だから叶うというものでもない。
無理やり掴み取ることが本当の幸せというわけでもない。
私は今まで生きてきて、努力の末に大体は納得できる結果を手に入れてきた。
それが完全に望んだことでなくてもまあまあ許容できるものを手に入れられた。
でも、子供だけはどうしようもない。
私は生き物だから。年齢を変えることは出来ないし過去に戻るともできない。
女の30歳から40歳の10年というのはなんと重いものだろうか。
20代で結婚妊娠出産できた人はもはや人生の強者。
それからもれてしまったら女の10年をどう生きるかで人生が決まってしまう。
子供を望んでいないならそれでいいけれど厄介なことに産めなくなる年齢がせまると女は子供が欲しくなるのだ。
でも生きることに不器用な私はこの二度と戻らない10年を子供を本気で産もうと考えなかった。
怖い、そして、自分が大事だったから。
乗り越えるのにかなりの時間がかかってしまって産もうとしたときはもはや自分の身体と意思はチグハグで、産めたら奇跡のところまで来てしまった。
夫のちょっとさみしそうな横顔。
子供がいないからこそ、あまり帰らない実家。
ちょっとさみしそうな母の横顔。
本当だったら得られていたはずの自分の子供の小さな手のぬくもり。
私は毎日毎日そんなことを思って心が痛い。
一人でいると涙があふれる。
ごめんね、ごめんね、私の家族。
新しい命を宿せなくて本当にごめん。
私はまだ心の整理がつけられない。