もう少し若いときにやっておけばよかった。
心からそう思うことは妊活だ。
私が35歳だったらなんとしてでも、そう体外受精に踏み切ってでも一度は高度な治療に踏み切っただろう。
職場の20~30半ばくらいの人たちをみても明らかにアラフォーとは放っている生命力が違ってみえる。
子孫を産み育てるエネルギーとはそういうところなのかも。
不妊治療には終わりがない。本人が望めば、お金と時間が捻出できれば納得できるまで続けられる。
けれど私は考える。産んだあとについて。
さまざまなリスク。衰える体力。仕事との両立。
けして綺麗事だけではすまされない育児が待っている。
そこと今の年齢を考えると、私のからだが自然と子供を身ごもることができたとしたら私のカラダはまだこれからの子育てに耐えうる体。
自然に身ごもれず、医療の力をがっつりかりての生殖であるとなにかほころびが出てきそうに思う。
もう年齢は巻き戻せない。もっと早くに気がついていたら!今は40代でも産んでる人たちいるよなんてよくいったもんだ。
そんなはずはほとんどないだろう。
だから私は高度生殖医療の恩恵をうけるには歳をとりすぎた。
だから自然に若いうちに授かって幸せ一杯の、なんの問題もない女性がうらやましい。
あの人は普通に女性としての機能がある。女性としての普通の一生を歩んでいる。
私は女性として欠陥品なんだ。
そうやって毎日自分を責めている。
どうしたいのだ。
諦めきれないけどどうにもならないことが人生にはある、あるんだろうけれど悔しい。
過去の自分に言ってやりたい。女性としての期間は本当にあっという間だぞ。
こればっかりはどうしようもないんだぞって。
欠陥品なんだ、私は。