お気に入りの公園を散歩した。
目をつぶると葉っぱの擦れる音、木々の鳴り響く音、鳥の声、遠くで響く車の音。
今の季節が一番落ち着いて好きな季節。
そして、一番気持ちがゆれる季節。
私は20代のころは自分は若くて可能性もまだあって、世界はまだ自分達が主役であると信じていたように思う。
けど、時は容赦なく過ぎ去って今はもう中年と呼ばれる歳になった。
テレビでみる話題の芸能人も、会社の花形の社員さんも、表に出るのはいつも自分よりも若くてエネルギーに溢れた人。
私はいつのまにか後ろに退いて若い人の影に隠れるようになった。
今からちやほやされたい、前に出たいというわけではないんだけれどもどうしても寂しさが漂う。
それは私が今、現実を思うように生きていないからかもしれない。
子供。
私にいつも影を落とすこの言葉が、秋の木々の擦り合う音でより強く意識されてしまう。
私のこの先の人生の、なにを目的に生きていったらいいのかを考えていかなければいけないと思う