あんなに好きだった人と、だから大好きだったその人が住んでいた街を、最近はあんまり恋い焦がれなくなった。

なにか決定的なことがあったわけではないのだけれど時が経つにつれ自分の中のあの人の存在がどんどん、薄くなっていく。

ちょっと前まであった気が合う仲間の集まりもいつの間にか希薄になって、声をかけても集まらなくなった。

いつも、これだ!と思って心を傾けて一生懸命になってもいつの間にか疎遠になってしまう。

大人って寂しいものだな。

人と人との繋がりはいつだってこころに左右されていて、手放すとあっという間になくなってしまう。

手放したくなくても、どうしようもないときもあれば、忘れたくないと思っていてもすっかり忘れて平気になってしまう。

人との繋がりは本当にもろい。

手のひらからさらさらと流れ落ちてしまうような関係ではなく、ちゃんと手応えのある人との繋がりが欲しい。