久しぶりに、本の紹介や感想を書くことにしました。

 

4年生、すなわち9歳から10歳というのは、発達段階として人間が非常に変化する時期に当たります。・・・「そこで人が変態を遂げる」のことです。

 

ほんとなのか、人がそれぞれの発達段階が異なり、一階として言えないのですが、遅くでも12歳すなわち中2までの間の時期も重要ではなかと思います。

 

本の中で、重要な3つの基礎能力が紹介されています。確かに最も土台となっている能力だと思いますので、整理しました。

  1. 見える力
  2. 詰める力
  3. あそぶ力

その中で、1. 見える力(イメージ力)とは、以下4点があります。それぞれ独立の要素ではなく、お互いに交差して総合的に作用することで強い能力が発揮できるかと考えいます。

  • 空間認識力: 
    平面にある物体を頭の中で自由自在で回転したり反転したりできることです。「見取り図」「断面図」「投影図」「展開図」という4つ道具を活かして、複雑な3次元問題を2次元へ置き換えることで問題を簡易化する習慣です。木登りや遊具や砂・粘土遊びなどを通じて養うことができるかと思います。
  • 図形センス:
    空間認識力とは関連しますが、与えられていないことを見えるため、自らで補助線や面を描きながら、発想の切り口を見出す能力です。一発で成功しないかもしれないという気持ちで、まず補助線・面を引いてみて、次にさらに補助線・面を追加してゴールに近づける心構えが必要です。もし、これらの補助線・面を追加してもうまくいかない場合、最初からやり直す忍耐力も必要ですね。
    参考記事:朝日新聞EduAの記事「図形はセンスが大事」は本当か そもそもセンスとは? 中学受験ではどこまで必要?」 
  • 試行錯誤する力:
    とにかく行動する」「間違いや失敗を恐れず試してみる」「だめなら気持ちを切り替えて次を試せる」という「習性」です。 「手を動かしながら考える」ことは、子どものみならず大人にも発想力を引き出す刺激になると言われています。子どもが問題を直面するとき、自らで「図・絵・表」で描きながら、自分の考えへ置き換えるかどうかが重要となってきます。
  • 発見力:
    習っていないことを、自分なりの解決方法を見つけて考えてみることです。やってみるという気持ちですね。

それぞれ、具体的にどういう力のことなのか、その説明はここでは割愛しますが、「花まる学習会」のホームページから見ていただければと思います。
 

確かに、ドイツの学校教育では、塾で問題集を解くことよりも、Education Outside the classroomとして自然に溢れている環境の中、五感で学びを楽しめているかと感じています。

                         (イメージ)