等圧線の間隔が幅広く緩やかになると、こうも穏やかなものか。
昨日、今日と季節風は休業中につき、お日様の微笑が暖かい。
部屋の天窓は、晴天の青空キャンバス。
まるで『国際宇宙ステーション』から眺める地球の大気の青色。
薪割りをしていると汗ばむほどの陽気。
畦道散歩も心地よい。
まさに『お日様のおもてなし!』
ブログタイトル『同級生』の主人公にもなった友人が『自慢のカレー』をご馳走してくれるという。
本業がカメラマン・ライター・経営コンサルタントなだけに『手料理』にもなかなか『拘る』
「今宵は、おまんの手料理を馳走になるぜよ!」
「おう!手間がかかっちゅうがじゃきに、期待せーよ!」
「手間だけじゃなく、金もかかっちゅうがよ!!」
「・・・!?・・・ま・ちっくとかかるがじゃきに、酒でも飲んでまっとれや!」
「値段も見んと、ほいほい買ってくるがじゃきに、こまるけん!」
「・・・なーにゆーか!・・・はよう、酒もってこんか!」
「おまんら!すっかり『めおと』のようじゃのー!」
* 3人とも土佐の出身ではありません!が、郷里には土佐の血が流れ
ちょりますきに!
その昔・・・土佐の鰹漁師さんが、鰹を追って黒潮にのってやって来
て、鰹漁や鰹節作りを伝えたと聞いちょりますきに!
「土佐の一本釣り」っちゅう漫画の舞台にもなっちゅうがぜよ!
『自慢のカレー』とは『きのこカレー』だった。
シメジ、シイタケ、エノキタケ、ニンジン、タマネギ、挽肉、ソーセージ・・・
どんな『お味』か期待はせずに不安だけがつのる・・・
「カレーはタマネギの炒めで九分は決まるがじゃきに!のっ!」
「おうか!チャツネちゅうもんはどう使うがか?」
「カレーは辛みよりも甘みが大事じゃきに、果実と酢でできたチャツネが効くんぜよ!」
「イカとエビとホタテも入れようとおもっちょるがじゃ!?」
「山のものか?海のものか?はっきりせーよ!」
「こないだ作ったきのこスープにイカをいれたんよ!臭くなってしもうて困ったわ!」
「・・・!?・・・やっぱり・・・海のものは・・・海のもの・・・山のものは・・・山のものじゃわ!」
「わかっちょったら止めときや!」
『きのこカレー』はあまり馴染みがない・・・山岳地帯・・・ネパールのカレーか!?
そうそう、『ムネヤケしない』カレーの基本は『余分な油』を使わないこと!
挽肉は、炒めたらペーパータオルなどで油分を漉すこと!
タマネギやスパイスは『無塩バター』で炒めるのは鉄則!
バターの脂肪酸がスパイスの香りを引き出してくれる。
ショウガやニンニクを入れ過ぎないこと!
インドのカレーは『小麦粉』は一切使わない。
ターメリック、クミン、コリアンダーなどのスパイスと野菜、鶏肉、羊肉を煮込む料理だから。
タイのカレーもバジルなどのハーブやココナッツミルク、ナンプラー(魚醤)などが主材。
やはり『小麦粉』は使わない。
我が国には、幕末から明治にかけて、インド商人から伝わったと聞く。
もしかしたら、『坂本龍馬』が『亀山社中』『海援隊』で英国の『グラバー商会』との武器取引で・・・
インドの香辛料や料理にも絡んでいたりして・・・
まあ、しかし、三十歳そこらで志士として、実業家として、『薩長連合』や『大政奉還』など・・・
その生涯たるや『凄まじいかぎり』ぜよ!
おっと!カレーの話に戻ろう!
具材も香辛料も多いため栄養価が高く、毎日煮込めば日持ちもする。
『日露戦争』では『司馬遼太郎』大先生10年の大作『坂の上の雲』での主人公の一人・・・
駐在武官経験豊かな『秋山真之』海軍参謀が『日本海海戦』において『バルチック艦隊』を撃破すべく・・・
軍用食品として『小麦粉入りのカレー』を導入したのが日本カレーこと『海軍カレー』のルーツでは?
と・・・これも想像だが・・・しかし、『日露戦争』後に各地に広まったのは確かなことだ。
業務的には、常温でやわらかくしたバターと小麦粉とカレー粉を混ぜる。
これをオーブンで焼いて『カレー・ルウ』をつくる。
炒めたタマネギ、ショウガ、ニンニク、スパイスなどの具材にチキンブイヨンやフォンドヴォーを加えて煮込む。
『カレー・ルウ』と『カレー・ブイヨン』を合わせ、ブーケガルニを加えてじっくり煮込んで完成!
フルーツチャツネ、擂りリンゴ、バナナ、チョコレートなど『甘み』を補うものも重要!
ホールトマトを潰したものをジュースとともに加えてもおいしくなる!(シーフードと合う!)
「水の量が多い!まるでスープじゃきに!ルウが足りんぜよ!」
「材料からも水分が出るがじゃきに、水加減と濃度調整はルウを入れた後だっちゅうがじゃ!」
「うちが買ってきますけん!ちっくとまっちょってつかーさい!」
と・・・いうわけで・・・酒盛りが延々と続いた・・・
10時頃になって追加の『ルウ』を加え、ようやく『らしく』なってきた。
「カレーは仕込み当日に食すものではないがじゃきに!やっぱ煮込まにゃいかんぜよ!」
「なにを言いゆうがじゃ!客人がいらっしゃいますに!」
「どうじゃー!この海鮮炒めはうまいじゃろー!ホタテが最高じゃー!」
「・・・!?・・・うっ・・・うまいのー・・・でっ・・・きのこ汁はどんな塩梅ぜよ!」
「・・・!?・・・きっ・・・きのこ・・・汁・・・じゃないがじゃきに!!カレーだっちゅうがじゃ!!」
「汁でもカレーでもええですきに!さっ!もう・・・ええでっしょ!?」
11時ころに・・・『きのこ汁』じゃなくて・・・『きのこカレー』が『らしく』なったので馳走になる。
「では・・・馳走になるぜよ・・・どーれ・・・うん・・・うん・・・」
「うちもよばれますきに・・・うん・・・うん・・・」
「・・・うーん・・・うん!?」
「・・・うーん・・・うん!?」
「・・・!?・・・どっ・・・どんなもんかっ・・・のっ!?・・・」
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「カレー!!ぜよ!!」
「・・・だ・か・ら・・・汁じゃないがじゃきに!・・・カレーだっちゅうがじゃ!・・・」
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「カレーになっちゅうよ!カレーに!」
「・・・だ・か・ら・・・カレーだってゆーちょるきに!」
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「・・・だ・か・ら・・・カレーじゃ!!うまい!カレーじゃ!!」
「おうかー!うまいか!!うまいカレーになっちゅうがか!!」
「まっ・こ・と!珍しいうまさのカレーじゃ!!二度とは作れんじゃろうけんのっ!」
「おうかー!そうじゃのっ!・・・なにがどうなっちゅうがかわからんぜよ!????」
「こん次は、うちが作って『おもてなし』しますけん!ねっ!!」
「わしゃー!明日食うがじゃきに!・・・酒とつまみで腹一杯になっちゅうがぜよ!」
まあ・・・あと3日間は、3食『きのこカレー』だろう!
でも!おいしかった!!
とっても楽しかった!!
純米吟醸『上善如水』と米焼酎
海鮮炒めに刺身
とんぶりに漬物
そして・・・メインディッシュの・・・
二度と味わえない!?幻の!?『きのこカレー』!!
「酒も食いもんもうまかったが!なにより!おまんらの『おもてなし』が一番うまかったぜよ!!」
『同級生』3人で深夜3時ころまで盛り上った!!
『お・も・て・な・し』をありがとう!!
おおきに!!
* 『坂本龍馬』の『ノリ』で綴りましたが、変てこ『土佐弁』っぽいのは、なにとぞご容赦願います!



