娘が1歳になった時に復職して以来、娘が寝ている間にそーっと布団から出て会社へ行くという生活を何年もしていました。

夜一緒に寝たはずのママが朝になるといないぐすん

という状況は、うちの娘には強いストレスを与えてしまっていたようです。パパがいるし、そのうち慣れると思っていましたが、当時の気持ちを聞いてみたら「毎朝悲しかった。ため息が出る感じだった。」と教えてくれました。


今でも夜寝る時はママと一緒がいいと言い、眠ってからも無意識にくっついてきます。夜、目が覚めて隣に私かいないことに気づいた時は探しにきます。まだ朝じゃないから寝ててね。と言うとママがいないと寝れないぐすんと涙ぐむこともしばしば。


5歳の時に幼稚園のお泊まり保育には参加しましたが、それっきり私と離れて寝たことはありません。祖父母宅へのお泊まりやお友達宅でのスリープオーバーはママがいないとちょっと無理‥と今でも言います。。


自分の都合を優先した当時の生活スタイルを後悔しています。他にもやりようはあったはず。




先週末、ずっと行ってみたかったMichael Ende Museumに行ってきました。お城の中にある小さなミュージアムで、ミヒャエル・エンデの遺品の一部が展示されています。画家だったお父さん、エドガー・エンデの絵もいくつかあり、エンデの子供の頃のお顔のデッサンが印象的でした。


エンデが使っていた大きな食卓兼仕事机で彼が書いた本を読むことができたよ✨


同じ敷地にある国際児童図書館にはエンデの本の絵を描いたこともあるビネッテ・シュレーダーの展示もありました。記念にLauraという絵本を買いました。早速娘と一緒に読みました。


モモのドイツ語版も購入。いつか自力で読めるようになりたい〜!!


Lauraには卵の姿をしたハンプティ・ダンプティが出てきて、絵本のストーリーとは関係無いのですが、一度壊れると元には戻らないものって何があるかな?という話になりました。私はシャボン玉🫧!?と言いながら、毎朝寂しい思いをさせて傷つけた娘の心を思い浮かべていました(‥根暗です)。娘は氷!?と言っていました。



綺麗な氷を見つけた娘。雪でくるんで袋に入れて大切に家に持ち帰っていました。


子どもは10歳くらいで親離れしていくと聞きますが、それまでに少しでも悲しい記憶が癒えるといいな。どうしたらいいのか分からないけれど。



ミュージアムのスタッフの方の話によると(私のリスニングが合っていれば‥)ビネッテ・シュレーダーは今から1年半くらい前まで、この図書館で子供たちのために働かれていたそうです。82歳だったそうです。エンデとも友人だったという彼女にお会いしてみたかったです。