年末の格闘技イベントで気になったこと

【1位】
○アマンダ・ヌネスVS●ロンダ・ラウジー
1R、KO (UFC 207)
たった一敗でこんなに人が変わってしまうのかというような試合。ロンダ・ラウジーに全くオーラが感じられませんでした。精神状態が試合結果に直結するような選手なのでしょう。相手からしてもそうで、触られたら終わる!というようなプレッシャーから解放され、寝かせられなければ勝てる!に変わったことから、至極闘いやすかったのかなと思います。
今年最後で今年一番ショックな試合でした。引退しちゃうのかな・・

【2位】
○コーディー・ガーブラントVS●ドミニク・クルーズ
5R 判定(UFC207)
磐石かと思えた王者がまた一人交替しました。と共にこれぞ世界最高峰の試合展開は格闘技会の1年を締め括るのに相応しい内容でしたし、絶対王者は居ないという今年の流れを象徴する試合でもあったと思います。ガーブラントの当て勘とプレッシャーはスゲーです。

【3位】
○クロン・グレイシーVS●川尻達也
2R チョークスリーパー
とにかく哀しい気持ちになりました。フィジカルで圧倒すると思ってました。川尻達也らしくない試合だったと思います。デビュー戦でクロンと戦ったアーセンのほうがまともだったなと。クロンには失礼だけど、体調が悪かったのでは?と思うくらい精彩を欠いた動きでした。逆にクロンはUFCで見てみたいです。本当に最強を目指すのであれば(本人はそんな発言してないけど)日本にいてはいけません。何よりもUFCのトップファイターならどんな風に攻略するのか気になりますし、向こうの選手にあの戦法が通用するならそれはそれで凄いことです。グレイシー幻想なんて、どーでも良いけど、あのオールドスタイルがどこまで通用するのかの幻想は膨らみます。
まぁ、今さらグレイシーブランドに価値を見いだしているのは日本だけですのでUFCの待遇はそれなりでしょうが。