青木真也のお話

ONE FC ライト級タイトルマッチ

○フォラヤンVS●青木真也
３R TKO
青木真也まさかの王座陥落。

アンチが多いですが、僕は応援していました。

スポーツマンシップの欠片もない行動はいただけませんが、格闘技に真摯に向き合う姿は立派だと思います。

DREAM旗揚げでのカルバンとの無効試合の時も、柔術王者のシャオリンを塩漬けして大ブーイングを喰らった時も、ストライクフォースの挑戦に失敗したときも、
僕ごとき微力ですが肯定し続けて来ました。
(※特にシャオリンの時は、柔術王者を寝技で完封して批判されるなんて可愛そう過ぎるぜと思って手紙書いたら本人から御礼の返信があって驚いたなぁ・・)

今回はどーでしょう。あまりにも不甲斐ないと思ってしまったのでした。YouTubeで簡単に観れるので御視聴がまだの方は是非感想をお聞きしたいです。不甲斐ないの意味が分かって頂けると思います。

僕を含めてファンは好き勝手に言う生き物です。選手だって、それぞれ食べていかなければなりません。抜き差しならない事情があって所属する団体を決めている人もたくさん居るハズです。
それでも言わせて頂けるならば

青木選手にはUFCで戦ってほしかった。

総合格闘技の世界でトップを狙うということはUFCに参戦なくしてあり得ません。
どんな綺麗事を並べても、UFCとそれ以外の団体には大きな差があるのは明らかです。
ONE FCに所属すると聞いたときに青木選手は世界のトップに立つことを諦めたのだと思いました。確かにメレンデスやアルバレスとの試合を見ても厳しい挑戦だったと思います。が、それでも挑戦する姿が見たかった。川尻選手がそうであったように。

そして今回の試合です。世界のトップで凌ぎを削るよりも、ワンランク下で王様になることを選んだのであれば、あの内容は悲しすぎます。

キャラクターも才能もある選手だったので非常に残念です。

最後に、青木真也の負け試合には必ず「負けてざまーみろ」的なコメントが多数寄せられます。どんなに嫌いな選手に対してでも、誰かが負けたことを喜ぶようなファンにはなりたくないなと思うと共に、人の成功を讃えるほうがずっと建設的だし、健全なスポーツの見方だと感じます。