○コナー・マクレガー
VS
●ネイト・ディアス

判定2-0



世紀の一戦というのはカードが決定してから決着が付くまで、ずっとワクワクドキドキしているものです。
煽りV、記者会見、オッズ発表、公開計量と経て、期待と緊張と興奮を高めていく過程は格闘技ファンにしか分からない至極の時間。

コナーマクレガーVSネイトディアス2はまさにそんな一戦でした。

元を辿れば何でもない代替カードがここまで成長し盛り上がったのはマクレガーのリスクを恐れない勇気とアップセットを起こしたネイト、そして両雄の(ネイトは計算してないと思うけど)プロ意識の高さのお陰ではないでしょうか?

前半は完全にマクレガーの試合でした。前
は無かったローキックと伝家の宝刀左ストレートが面白いように決まり、他の選手なら終わっていたと思います。前回の戦術を見直してキッチリ修正、実行してきた点はさすがでした。

それに対してネイト・ディアス。太ももがドメスティックな色になろうが三度のダウンをしょうが
、顔面を鮮血に染めながらジワジワ前進してくるその様はゾンビにしか見えません。

この人を止めるには頭をふっ飛ばすしかないのでしょう。
2ラウンド終盤の盛り返しで「前回の再現か!?」とまで思いました。

格闘技は心の折り合いと言いますが、そういう意味でマクレガーはあまり勝った気がしてないんじゃ無いでしょうか?

とはいえ、マクレガーの勝ちは勝ちです。寄り道ストーリーに一応の区切りは付いたので本来のストーリーであるフェザー級戦線に戻って頂きたいものてす。ディナホワイトも言っていましたが、三度目をやるにせよ今すぐじゃなくて良くね?という意見です。

マクレガーVSアルド
マクレガーVSエドガー
想像だけで白飯何杯でもいけます。

【余談】今回のAbema TV にはTK高坂剛氏か解説に参加してました。この方の解説があると、またいっそう面白くなるので出来ることなら全ての興行に来て下さい。〈無料or格安放送&TKの解説〉というのは格闘技において日本人で良かったと思える数少ない事なので。