放課後のジョーカー
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/11/12(月) 15:10:36.96 ID:0QQKf+Ir0
二つ折りにした青い便箋の中には真っ赤な文字でこう書いた。
こんにちは
初めまして。僕はこの学校に古くから住んでいる幽霊です。
ずっと君を見ていました。君はすごく可愛いね・・・。
これからもずっと見ています・・・
放課後のジョーカーより
そして、手紙の表にはジョーカーのトランプを貼り付けたんだ
127 :放課後のジョーカー:2007/11/12(月) 15:57:21.97 ID:0QQKf+Ir0
放課後、学校には吹奏楽部のラッパ音が響いている。
「うむ、ユーフォニウム(←どんな楽器か知らない)の音色が俺の心を潤す」
そんな独り言をつぶやきながら、今度は彼女の机の上ではなく中に手紙を入れる。
内容は以下のとおり
こんにちは。いや、こんばんはかな?レディ。
昨日は君が皆に手紙を見せびらかすから、エンドー君にはスケープゴートになってもらったよ。
あんな醜い男は本当の僕じゃない。
僕はもっと美しい人間だ・・・。
ちなみにエンドーと書いたのは、僕がイギリス人の幽霊だからで、漢字が苦手なんだ。
「薔薇」は書けるけどね。
ふふ、面白いだろ?
とにかく、この手紙は秘密にすることだ。
君と僕の秘密だ。いいね?
おりこうさんだよレディ。歌をおくろう
夕暮れが目にまぶしいね
このまがまがしい赤さは
僕に前世の自殺の記憶をよみがえらせる
放課後のジョーカー
次の日、なぜか担任がクラス会議を開いた。
335 :放課後のジョーカー:2007/11/12(月) 16:32:32.69 ID:0QQKf+Ir0
次の日、俺は放課後がくるのを待った。
そう教室に誰もいなくなるのを、だ。
午後四時半すぎ。
俺は教室のうしろの黒板に、一枚の大きな模造紙を貼り付けた。
そう、持ってきた画鋲で。模造紙には、真っ赤な文字でこう書かれていた。
やあレディ。いや、みなさん。
もう僕は君に裏切られて有名人だったね。
前世と同じ裏切りと過ちが繰り返されるようだ。
僕は結局、この世界からは拒絶されているようだ。
愛する人からも、前世からの因縁も。
君は僕を忘れて新しい恋をするようだ。
だが待って欲しい!
君はいつか必ず思い出す。
僕はそれまで待っている。
今回ばかりは僕は君のキューピッドとなってしまったようだ・・・
だが10年後か約束された13年後・・・そう13階段の13年後・・・
僕は君を迎えに行くよ。
卒業までお元気で。
僕はこの学校でいつまでも君を見守っているからね??
コバヤシくん・・・彼女を泣かせたら許さない。
君はハートのエースなのだから。(ここにハートのエースを貼る)
そして・・・僕は・・・
繰り返されるあやまちに
人は誰も気づかない
こんなにも・・・愛していたのに・・・
放課後のジョーカーになりきれなかった
11(ジャック)より
さいごにスペードのジャックを貼り付けた・・・