女神湖氷上ドライブ

 

 

 

よく晴れていい天気。放射冷却現象か。

 

 

アスファルト路面に見えるかもしれませんが。

 

凍結した湖面。

 

湖の上です。

 

究極のブラックアイスバーン。

 

とっても綺麗な。

 

 

 

ナビの画面はこんな感じ。

 

                           photo:Car watch

 

 

湖上を走行中(笑)

 

氷の厚さが20cm以上で走行が可能という判断らしい。

 

信州蓼科高原(住所は立科町)の標高1500m付近。

 

1月下旬のこの日の朝7:00頃はー10℃以下の絶好の気温。

 

 

                         photo:Car watch

 

走り出す時間の頃、湖面に日光が当たると、ひびが入るピシッ!とかミシッ!っと

 

結構大きな音がする。

 

雪が少ないので、氷にも良いし(融けにくい)、

 

雪壁がほとんどないので刺さってスタックすることもない。

 

ただ、他のエリアのコースまで滑ってゆく可能性も無くはないので要注意。

 

                         photo:Car watch

 

 

昨シーズンは天候不良などで、申し込んだ2回共キャンセルになってしまった。

 

今年も1月中旬の走行会が、気温が高く、雨も降り、中止になったので今回が

 

待望の走行会。

 

その時の高温と雨が、凹凸のない非常にフラットな氷面を醸成してくれたようだ。

 

製氷車が製氷する前のスケートリンク。そんな感じ。

 

参加者に歩行時の転倒防止が何度も呼びかけられる。

 

 

エリアは3つに分かれており

  ・「ブレーキング&スラローム」のエリア

  ・1本のパイロンを中心に「定常円旋回」のエリア(2本の8の字旋回もあった)

  ・3つのヘアピンと高速コーナーを組合わせたコースの「ハンドリングエリア」

 

 

                         photo:Car watch

 

 

100キロ超の速度域で起きる事象が氷上では20キロの速度で体感できるという。

 

俺の車は電子制御などのデバイスもないので、車を如何に前に前に速く進めるか。

漠然とそんなテーマで走り始める。

 

走り始めは、たぶん雑な操作なのでスタッドレスタイヤは氷面を食むことができず

・スロットル踏むと前に進まず

 (ほとんど回転を上げずのクラッチミートから、3速まで早めにシフトアップしても

 タイヤは空転し、前に進まないから速度がのらない)

 

・ハンドルでは曲がらず

 (フルロック迄回し切ってしまっても更に逆方向に頭が向いてしまったり、

  アクセルONでLSDが効き出すと大アンダーステアになって大回り)

 

・ブレーキでは止まらず

 (スピードが低いので中途半端な踏み方をしてしまう。

  もしくは1回ロックするとグリップは戻らず、コースアウトの繰り返し)

 

・ハーフスピンの練習に来たみたい。

 

 

講師陣のプロのラリーストやレーシングドライバーから

アドバイスをもらいながら、徐々に車が前に進むようになる。

 

①左右の切り返しは前輪荷重の斜めじゃなくて左右前後輪に荷重を載せるイメージ

②曲がらなくても我慢して反応があるところを探る。ステアリングを戻す。

③前輪のグリップを失ったら、クラッチを切って駆動を無くすとグリップが戻る。

 そのタイミングでサイドブレーキ、「ちょん」で向きが変えられる。

 

そのようなアドバイス幾つかもらったが、(できねーよ(笑))

やっぱり瞬時には反応できず、遅れた操作になってしまう。

 

なかなか間に合わないけど、徐々に徐々にじわじわとね。

 

 

休憩をはさみながら走行時間が約200分超のタイムスケジュール。

飽きることもなく(私は競技中でも集中できずに飽きることがある)、

最後まで集中して練習できた。

 

 

 

 

 

 

 

数日後、再び女神湖氷上走行会へ。

今回は50cmほどの雪の壁が出来ていた。

なぜか数日前の走行会よりずっと滑る。

 

今回は、なんと、2020年JAF全日本ラリー選手権最高峰クラスJN1チャンピオンの

新井大輝選手の同乗レクチャー付き。

 

 

photo:hiroki arai Twitter   ラリージャパン2022出走 車はプジョー

 

 

 

 

 

 

 勉強になったし感動した。

 

俺の運転と、車の動き、速度域が違う。

同じ車と思えない。

 

言葉で説明してくれる操作の仕方は意外なことに基本に忠実だが、

目で見るとすごく高度なのだ。

 

ざっくり搔い摘むと、前回の①、②、③と同義のアドバイス。

同乗走行だと実際の操作がよくわかる。

「目からウロコ!」だ!

 

 

で、その結果、

 

・左右の切り返しは少し早いタイミングのゆったり操作で、リヤが出て

 向きが変わるようになった。 いい感じなのだ。

 

・スピンして真横を向いた状態からクラッチ蹴ると回復できる。これは凄いな。

 

・しかし、ステアリングを探りながらの戻し、切りの操作は難しい。

 力が入って硬直してしまい、うまく出来ない。

 

 

スキーとかゴルフにも通じる極意(嘘)

 ・荷重移動はゆったりしたタイミングで少し早めの左右の切り返し

 ・ 駆動(パワー)をかけないで正しい向きに修正する

 

そして・・・

 ・力を抜く(笑)

 

 

この日、雪壁に刺さるスタックを2回してしまった。

・後続の四駆車にリアフックからけん引してもらい脱出。(ありがとうございました)

・コース管理の車がたまたま近くにいて、即、けん引で脱出。

 その間は他車に待機してもらうので、皆様にたいへんご迷惑おかけしました。

 

 ※けん引フックは必須。特にリア。あらかじめけん引ロープもつけておくのが

  脱出が短時間で済むのでおススメ。

 

自力で脱出できた雪壁突入は5~6回くらいあったが、新雪なのでダメージ無し。

※いわゆるリップスポイラーを破損する車が多いようなので付けてる方は要注意

 

 

 

 

※新井大輝選手のTwitterに定常円旋回の動画が出てた(車は参加者のGC8レプリカ)

 

 

 

 

 

 

カーリング日本選手権

 

氷上の戦い

 

全日本カーリング選手権が閉幕した。

 

女子優勝は盤石のロコ・ソラーレ

 

準優勝はSC軽井沢クラブ女子チーム。

  若く将来有望な選手が出てきた。

 

男子優勝はSC軽井沢クラブ

 予選・PO・決勝と、北見協会との3度の死闘を制した。

  どっちが優勝してもおかしくなかった。

 

 

 

SC軽井沢クラブのベテラン山口選手が頼もしい。

 

  次のオリンピック目指してさらにさらに。

 

 

 

 

 

 

相棒のくろ

雪が大好き

 

 

 

 

 

 

おしまい