北軽井沢と呼ばれる群馬県嬬恋村に浅間サーキットがある。

正式名称は浅間高原自動車テストコース。

場所は嬬恋村鬼押出し園の東南東方向。

ちょうど軽井沢町との境界に沿った場所。

未舗装のダートコースである。

 

 

嬬恋村モータースポーツ推進機構 熊川会長(村長)挨拶文

 「嬬恋村は「モータースポーツ発祥の地」であります。昭和30年代には、

日本のモータースポーツの幕開けといえる「全日本オートバイ耐久ロードレース

(浅間火山レース)」や「全日本クラブマンレース」が浅間山麓にある村有地、

通称:「浅間サーキット」で開催されていました。」

 

嬬恋村モータースポーツ推進機構の資料

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昭和31年(1956)

テストコース協会と通産省(当時)が建設費を負担し、群馬県と嬬恋村から土地を借りる形でコース建設が始まった。

テストコース協会設立に参加したメーカーは、ホンダ、トーハツ、スズキ、

メグロ、ヤマハ、ラビット、陸王などをはじめとし、19社である。

昭和32年(1957)

7月にコースが完成した。

そして国産2輪車の性能向上に大きく貢献した。

 

しかし、2輪メーカーのテストコースとしての役割は徐々になくなる。

その後、コースは何度か縮小・ショートカット化を繰り返すも、

海外ラリーに挑戦する4輪車メーカーの車両開発に貢献

 

現在は浅間サーキットとして、モトクロス・ダートトライアル・ラリーのSSとして

利用されている。

 

 

ここに初めて行ったのは、おそらく、たぶん、1984年の全日本ラリー選手権

「モントレー'84」  だった。 ・・・と思う。

 

うろ覚えなのだが、朝露にぬれた緑の牧草地に黒っぽい火山灰のダートコース。

そんな印象。

友人と行った。数名だったか?

 

唯一記憶にあるのは、確かキャロッセの加勢裕二選手だったと思うけど、

スタートし全開走行しているコース上に、ギャラリーの車(黄色のレオーネ

だったかなぁ?)が逆走し、危うくアクシデントになりそうだったこと。

 

その瞬間のドライバーの加勢選手とコドラの選手。

フロントガラス越しに冷静な顔が見えた。・・・ような記憶というか、気がする。

 

観戦して興奮した(?)ギャラリー。(飲酒してたという話も聞こえてきた記憶が・・)

 

加勢選手の車はランサーターボだった気がするが、現在の資料を見るとAE86のはず。

大会も年度も勘違いかもしれない。

 

 

その後、浅間サーキットを訪れたのは「モントレー嬬恋2014」 

約30年振りだった。

息子と二人で。

 

大雨でえらいことになっていた。火山灰なので、路面が荒れて1回の走行に

キャンセルされた。

まあ、乾いてると砂塵が大変そうなので、どっちがいいのかわからない。

 

 

30年前の覚えてる風景とだいぶ違うんだけど。

 

ただ30年も経てばそっちも変わるし、こっちも変わる。

 

 

 

おしまい