先週、兵庫県で行われた国内女子ゴルフステップアップツアー、

Skyレディース ABC杯で、服部真夕選手が6年ぶりの優勝。

 

 

 

 

 

 

 

 

2年前、ステップアップツアーに初めて観戦に行った。

想像より人、ギャラリーが多い。

 

そして到着が遅ったので終盤の2ホールだけ観戦。

17番PAR4。右ドッグレッグの2打目地点付近で。

 

大会パンフスタートリスト出場選手一覧に服部真夕の名前。

あれ?っと。

一線級の選手というイメージがあったから。

このツアーは名前の通り、いわゆる下部大会だ。

 

数組後に服部選手の組。

1打目を打ち終わった選手たちが歩いてくる。

3人のバッグを積んだカートを運転しているのは一人のキャディー。

共用のハウスキャディーらしい。

 

知らなかったが、このツアーは帯同キャディーが認められないとのことだった。

 

2打目を打ち終わったこの組(服部真夕)について行く。

 

17番グリーン脇。

ギャラリーの中に服部選手と同じデザインのロゴプリントのウェアーの女性がいた。

 

ホールアウトした選手たち。18番PAR3に歩く。

 

ティーイングエリアとグリーン周りは混んでいたので打ち下ろしの中間付近で観戦。

 

さっきの女性が小走りでグリーン側に。

 

心配そうに、祈るような、真剣な表情に見えた。

 

たぶんこの女性は服部選手に帯同してる専属キャディーなんだろうなと思った。

 

 

 

それから1年後。

と、いうか去年の夏ごろ。

ゴルフネットワークで「ゴルフ真剣勝負the MATCH 服部真夕vs諸見里しのぶ」

という番組を見た。

 

あの女性はやはり専属キャディーだった。

呉本キャディー。

 

そして服部選手がステップアップツアー参戦の理由が分かった。

番組内、自身でも述べていたが

「アプローチイップス」

 

番組中のプレーでもそれは・・・。 ほんとうに深刻だった。

一流であり生涯獲得賞金「数億」のプレイヤーだとわかっていても、

スランプという言葉以上に、それは残酷に思えたほど。

 

 

そして「アプローチイップス」を克服するため、帯同キャディーの「

左でやってみたら」という一言がきっかけで、実家のある名古屋市内の

ゴルフ量販店「GOLF5」で「吊るし」の左用ウェッジを2本、3万円ほどで買った。

 

「アプローチだけ左打ち」

なりふり構わずどん底から掴んだ優勝。

 

スイッチヒッターという前代未聞のゴルフスタイルで国内最高峰JLPGAツアー

での優勝をぜひ。

 

 

 

 

おしまい