“学びあい”への伏線 | 特別支援学級 担任日誌

“学びあい”への伏線

今日は久々に出勤しました。


2学期から“掃除当番改革”を企んでいるので、今日はその準備。


改革といっても、たいしたことないですけどね。


1学期に引き継いだときは、掃除の分担が一人一人決められていました。


2学期からは、これを“グループ単位”で分担を決めなおすわけです。


狙いは、“グループの交流”の機会を増やすこと。


たとえば、あるグループには


「4人で廊下の掃除をします。仕事は、ほうきで廊下を掃く、ゆかを水ぶきする、ロッカーのゴミをミニほうきであつめる、ロッカーを水ぶきする の4つです」


とだけ指定しておきます。これで、“誰が何をするか”を話し合う場面が必然的に生まれますからね。


「毎日交代しなさい」などとは、あえて言いません。それは子どもたちで決めればいいのです。


ときには、「水ぶきはイヤだ!!」と言う子がいてトラブルになるかもしれませんが、それも経験です。



ただし、「掃除用具が足りない」「他のグループが勝手に持って行ってしまった」などいうトラブルはさすがに無駄、というこわけで、そのあたりはこちらでお手伝いをします。




小学2年生 学級担任日誌-掃除用具



ちょっと見づらいですが、用具にビニールテープを貼っているのがわかるでしょうか。


場所によって色分けしているのです。


教室は赤、1階廊下は黄、教室前廊下は赤と黄、などのように。


バケツやちりとりをなおす棚も、2グループごとに割り振っています。


バケツはバケツ、ちりとりはちりとり、のように固める場合が多いようですが、出し入れをするときのことを考えると「一緒に使うものを固める」方が効率が良いですからね。


ついでに、↑の写真をプリントアウトして、用具入れの扉に貼っておきます。


「このように整理してなおしましょう」という無言の指導です(笑)






というわけで、掃除の時間を利用してグループの交流を図っているわけですが、通常の授業でも“子どもたち同士で意見を交わす”ことを重視するため、机のレイアウトも思い切って変えてみました。







小学2年生 学級担任日誌-後ろから

小学2年生 学級担任日誌-前から



(*写真に写りこんだ名前などを隠すため、わざと縮小しています。)



いわゆる“コの字型”のレイアウトです。



教師の机は後ろにして、“コの字”の角に置き、子どもたちの輪の中に入る形にしています。


前の大きなテレビは、いつでもすぐに使える状態にしています。


レイアウトとは関係ないのですが、黒板には“油性の緑のマジック”で方眼を書きました。


これで僕の板書もだいぶ綺麗に・・・なればいいですね(笑)



とりあえず、始業式の日の子どもたちの反応が今から楽しみです。