チーズのアレンジメント~~??
そういう講習に行ってまいりました。
ギャラリー・リブレで行われたのは
季節を彩るチーズプラトー(plateau de fromage )
~美しいチーズアレンジメントを 愛でる、識る、味わう~
・・・・・こんな講習でした。

写真がもっと上手に撮れていれば 良かったのですが・・・
これは 裏側からの姿なんです・・・。
チーズを盛り合わせたプレートのことを 「プラトー ド フロマージュ」といいます。
レストランで 食後にチーズ・・・・ と言われても、もう お腹いっぱいで 食べれない~・・・と
残念な思いをすることは しょっちゅうです・・・。
私も主人もチーズは好きなのですが、お店で買って、ちょっと切って とか パンにのせてとかが関の山です。
講師の斉藤富士子さんは 季節感溢れるチーズの盛り付けをなさる方で、雑誌にも登場なさっています。
なかなか 「面白そう+おいしそう」なので 参加して来ました。

アレンジメントの極意は テーマを決めることだそう
です。
「春と緑」・・・・・と 今回のテーマを決めたら
お皿でもいいのですが、ガラス、タイル、籠、オリーブボード、大理石、スプーンなどの器となるものを決め 高低差を付けた盛り付けにしていくのだそうです。
副素材として、パン、クラッカー、ドライフルーツ、野菜、果物、ジャム、蜂蜜、オイル、スパイスなどを
使います。
ふんふん、なあ~るほど ( ..)φメモメモ
今回は 右が「コーレ」という長野のお野菜で、うるいの仲間を使って ピエール・ロベールという牛乳のチーズをくるんで、食用薔薇の花びらをひとひら
添えてありました。 これだけで 「春と緑」のテーマはOKですよね!
左は 同じチーズをですが、「こごみ」をさっと湯通しして 氷水にとり、色止めをして、ローストしたクルミとともにクラッカーにのせてありました。
やわらかいチーズは、お皿に食べさせないように
(笑) くっつかないように、 こういう工夫をなさると お客様もスマートに召し上がれて 良いですよ!
すごい 納得~~


ピラミッドのチーズは
このように 高さを出すのに
便利なアイテムです。
ヤギのチーズのピラミッドは
訪問地で ナポレオンが 八つ
当たりをして ピラミッドのてっ
ぺんを切ってしまってから こ
の形になったという伝説がある
木炭をまぶしたチーズです。
カビごと頂けます。
右の「墨染の繭」というチーズ、絶品でした
灰をまぶすのは 中身を守るためと 酸味を和らげるためです。
有機栽培の稲わらを燃やして灰にしてくっつけてありました。
いや~~、面白いなあ~、食文化!!

斉藤さんのお道具です!!
尖がったナイフはヤギのチーズ用
角が綺麗に切れるそうです。
お箸は 盛り付けには やはり便利ですって。
オメガナイフ 白カビタイプには良い。
ワイヤーのこぎりみたいなのが まっすぐ切れるんだそうです。
皮のケースは 試行錯誤なさって オーダーされたものですって。
プロのお道具に 一同 感動しました





で、試食ですよねっ


アレンジメントを一人盛りにして頂きました。
基本、放射状に置いていくのが良いそうです。
優しいものから 奥に行くにしたがって 強いお味に並べるのが 基本です。
ふうん、なるほどね ウンウン!
まさか チーズだけでは ありません。。。
バゲットと 白、赤のワインに、

ペコリ―ノチーズを使ったパンのサラダ

by 上野万梨子せんせ
パンドカンパーニュが 余ったり干からびたりしたら
お水でもどして ぎゅ~っと絞り、ニンニク、バジル、イタリアンパセリ、赤ピーマン、トマト等を入れてサラダにしてあります。
いわゆる 「パンザネーラ」です。
トマトの水分やドレッシングを吸い込んで パンが美味しく変身しています!
ピコリーノ・ロマーノ(塩気のある方)を使ってありました。
これ、美味しかったです!!

デザートは 可愛らしい大きさのクレープです。
中身がねっ・・・・

白餡に ロックフォール(青カビチーズ)を混ぜてあるんですよ!!
サルタナレーズン(黒いレーズンを使わない所のこだわりに敬礼です!)も胡桃にも きちんと仕事がしてありました。
歯ごたえ、塩気、甘み、苦味の計算された小さなクレープに脱帽の私です

2時間半のこの講習、そ~~んなに 何を話すんだろうと思っていましたが、
目からうろこが満載で すごい充実度合いでした!!!
とても とても この場では 書ききれないのです。 すっごく面白かったですっ


しかし、洗練されたエスプリの漂うこの教室に来ることが出来て 本当に幸せでした。
6月も 行くぞ~~~