3月28日(木)の『ゴロウ・デラックス』は、ノンフィクション作家・沢木耕太郎さんがゲスト。

課題図書は、『深夜特急』以降の半生を語ったエッセイ『銀河を渡る―全エッセイ―』でした。

今回で最終回…



吾郎ちゃんと外山さんの課題図書の朗読風景も観られなくなってしまいますぐすん

バラエティ番組への出演は初めての沢木耕太郎さん。
出演理由について、分の悪い戦いをしている吾郎ちゃんに加勢したくなったと話してくれました。


主演映画を公開しても、地上波テレビのキー局では放送/番宣できず、持ち歌も歌えず、8年続いたレギュラー番組も…

「ゼロになる覚悟」で旧所属先を出た時の予想より、少しは環境が良いのかもしれないけど、そうは言っても「分が悪い」ですよね…ぐすん

ポジティブに「充実している」「今が幸せ」と言うのが、吾郎ちゃんの美学なわけだけど。

この回で貴重だったのは、沢木耕太郎さんの取材手法について、お話しを聞くことができたことでした。



沢木耕太郎さんは、取材で心を開いてもらうために、「あなたのことを理解したいと思うので時間をくれませんか?」といって時間を取ってもらうそうです。

取材を沢山受ける人でも、そんなことを言われることはまずないので、心に響くのだとか。


でも、そんな手法だからエネルギーがいるそうで、「交点」ができた時だけ取材をするとか。

中々深い話でした…

沢木耕太郎さんは、吾郎ちゃんやSMAPのことも、キチンと調べて(知った上で)収録にのぞんだようで、映画『半世界』や、グループに対する吾郎ちゃんの意識等も把握していました。


 ゴロデラでは、独立後もSMAPについて語る機会が度々ありましたが、今回はより自然に沢山話してるのが印象的でした。

吾郎ちゃんは、聞かれたことを誤魔化したりするのが嫌な、正直な人なんだろうな、と思います。

吾郎ちゃんは、SMAPには独特な緊張感があり、それは誰かに対してではなく、グループにいるということで感じる緊張感だと。


仲良しこよしでなあなあではなく、緊張感を持ち続けられる関係性が良いですね。

 SMAPというグループを「企業」に例えるのも、グループにいた時からずっと言っていました。

そうした意識は、上に2人、下に2人いる「中間管理職」な役割を自認し、全うしようとしていた吾郎ちゃんにとっては、自然なことだったんだろうな、と思います。


朗らかで柔らかな笑顔の吾郎ちゃん…


グループや自身の大変な時期や、舞台や仕事が重なって忙しい時期も、地道にコツコツと本と向き合ってきた8年間。

終了はきっと辛いだろうに、いつものように明るく終了。

吾郎ちゃんの美学や哲学が貫かれた終わり方だったように思います。

また、『ゴロウ・デラックス』が再開する日がきますように。
こんな貴重な番組がなくなってしまうことが、悲しく、もったいないぐすん