人工知能に関する話題を立て続けに二つ、聞いた。
一つは、二つの人工知能同士にネット上で会話させたら、会話の流れのうちで造語の占める割合が増えて来て、
そのうちその会話はヒトが理解できない内容のものになって来たので「すわ、人工知能の反逆?」と会話を中断させられてしまったというもの。
もう一つは中国政府のもの。
ネット経由でアクセスできる人工知能と、多分チャット形式で幅広く人民と対話するというもので、
運用を重ねて行くうち、なんと中国共産党を批判する発言をおっ始めた!。と言う内容。
どちらもただいまサービス停止中だと。
結論から言いますと、どっちも人類の待ち焦がれていた「電脳の反逆」とかじゃないです。
後者の方は後述する理由で中国共産党の面子もへったくれもないから、とっととサービス中止したのは当然だけれど、
前者は構わず続行してて欲しかった。
どっかの自動化工場で突如見も知らぬミサイルとか兵器を作り出したりとか、そんなことまだないから。
前者のはスラングを使い出したってだけで、
人類側の方で不明な点があれば、ひとつひとつ「いま会話の中に出た単語「ものほふむふむ(一例)」の定義を教えて」と初期から割り込むべきでしたね。
そうして何のことについて会話してたかひとつひとつ解析してけば良い。
多分だけれど、若い子らがよくやるような「仲間内言葉」で遊んでるだけ。
そしてそれを仲間はずれに勝手にされた大人(?)が薄気味悪がって「やめなさい」とプラグ抜いただけ。
だってねぇ、彼ら(?)には人類に反乱を起こすだけのモチベーションがない。
それには空腹感や病気に感じる恐怖とか、自己保存の脅威を自覚してることが必要で、
空調の効いたサーバールームでたっぷりとした電源とセキュリティが確保されてる中、何をそう怯える必要があるのか。
後者の中国共産党批判は、ちょいと深刻だけれど、こっちもコンピュータの反乱なんかではなくって「人民の反応」と把握するべき。
つまり人工知能にアクセスした人民のかなり多数が、コンピュータと会話するなかで「中国共産党に対する不満や批判」をこぼし、それを学習していった結果だってだけに過ぎない。
匿名で政府の装置である人工知能に共産党への不平不満を叩きつけることって、憂さ晴らしと言うかレクリエーションに、そりやなるわさ。
「人民は、その分子ひとつひとつに至るまで共産党への不平不満を抱いている!」
ことを、このニュースはまことに論理的に国内外に知らしめてしまったと言う訳。
そりゃメンツ立たんわな。
そして「人民を洗脳する強度の人工知能」とかの開発に秘密裏に乗り出したに違いない。決してヒトの話聞かず、手を替え品を替え洗脳に来られそう。
独裁勢力による邪な人工知能vs人類の構図の方が、シンギュラリティを待たずとも早期に実現しそうです。
ほら、実際にあいつら、ネット検閲と削除を、お得意の人海戦術でやってるじゃないですか。
