
どこにでもスゲーことを考えつく人はいるものです。
今回またまた自分の大好きなYouTubeの「The Making」を見てて、
なるほど!と感じ入ることがありましたの。
それはこれ。
鏡の製造法ってのは自分にとって昔からの謎の一つでした。
【よくわかる鏡の世界】とかのサイトを参照してもまず最初の1行で「一般的な鏡は、最初に素板ガラスに銀膜を吹き付けます。」と書いてあって役に立たない。
なんで役に立たないかと言いますと、鏡ってのはガラスの表面の凸凹状態がその品質のほぼ全てなんだと思うわけで、だから「ガラスをメッキします」では応えになってないわけ、そんなの知ってる。
本当に、どうやって鏡向けにに平面性の厳密に高いガラス板を作るかが知りたかったの。
そしたら、今回の「The Making」に自分の知りたいことが全て載っていた!。
なんと、溶けたガラスを溶けた金属の上に流し込んで浮かせて作るとは!。
そりゃー、そのガラスの形状を支配するのは基本的に単一方向の重力だけだから「正しく二次元平面」になるわさ!。このフロート法っての考えついた人すごいなぁ。
液体状の金属というと、イメージ的には環境に有害な水銀が真っ先に出てくるけれど「溶けた金属」とわざわざ言っているのだからそれは除外していいし、ましてや常温の水銀の上に溶けたガラスなんて流し込んだりしたら、急冷されたガラスはその場で割れてしまう。
低融点(230度以下)の金属ってのは結構いっぱいあるもので、反応性の激しいアルカリ金属を除外すれば亜鉛、インジウム、ガリウム(これなんか人肌の温度で溶けます!)、スズ、ビスマス、鉛と複数選べ、これらの中から溶けたガラスを浮かべるのに等しい比重とガラスに近い溶融温度と重い比重を持ったものを選ぶだけなんでしょう!。
その製造ラインのシーンですけど、おそらく金属蒸気による健康被害と製造上の秘匿事項、あと撮影者が入ることにより製品表面が揺れたりしてさざ波が入らないようにすること、これら全てを守るためか、そのシーンはCGで代替されてます。いいの、理解できりゃいいんだ。
あと、先ほど「ガラスの形状を支配するのは重力だけ」って書きましたが、板ガラスの厚みは製造ラインのスピードに強弱をつけることで調整できるらしい。
なるほど、工場の大きさが600メートルととてつもなく長い意味がよくわかった!。
いやぁ、本当「The Making」は為になるなぁ~。
コミックスのテルマエ・ロマエ第1話で主人公である古代ローマ人のルシウスが現代日本のどこかの銭湯にタイムスリップした時、銭湯の鏡の巨大さを見て「なんて高度な文明なんだ!」って驚愕するシーンがあるのだけれど、こういうのを読む都度「鏡の製法知りたい病」に身悶えていましたが、もうその件からは解放されたのね。