監禁事件 「心の傷」立件も 被害少女衰弱、母わからず(産経新聞)
小林泰剛容疑者
被害者は精神的にも肉体的にも大きな被害を受けて社会復帰は難しいんじゃないか?加害者は被害者の回復までの生活の保障を一生続けるべき。この事件に限らず被害者を国が援助するのは当然の事としても加害者は刑務所から出所後一生働いて自分で稼いだお金のなかから被害者に償うのが当然です。
●記事
監禁事件 「心の傷」立件も 被害少女衰弱、母わからず(産経新聞)
兵庫県の無職少女(19)=当時(18)=が三カ月以上監禁されていた事件で、少女は監禁先を脱出した直後、衰弱がひどく母親のことが判別できなかったことが十四日、警視庁捜査一課の調べで分かった。少女は殴るけるの暴行を加えられ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症していることから、警視庁では、容疑を監禁から監禁致傷に切り替えて「心の傷」などについても立件することを検討している。
調べでは、少女は東京都足立区内の小林泰剛容疑者(24)=監禁容疑で逮捕=が借りたマンションで、犬の首輪でつながれたまま顔や腹を殴打されるなどの虐待を受けていたが、昨年六月中旬、小林容疑者が電話をしているわずかなすきをみて脱出。近くの弁当店に助けを求めた後、千葉方面に逃げ、千葉県木更津市内の教会で保護された。
連絡を受けた母親が上京して再会したが、少女は当初、母親のことが誰だか分からない様子だった。教会側によると、保護された当時はぐったりしており、「家出してきた。男が怖くなって命がけで逃げた。帰るとひどい目に遭う」と訴えていた。
徐々に体力が回復して監禁の事実が判明したため、綾瀬署へ被害を相談、七月五日に告訴状が受理されたが、現在でも身体に傷跡が残っているほか、不眠などPTSDの強い症状がみられることから、警視庁は「心」と「身体」の傷についても立件を検討している。
一方、逮捕直後は「覚えていない。おれは統合失調症だ」と話していた小林容疑者が、その後の調べに、「合意の上で同居していた」との供述を始めていることも新たに判明。「外出するときは(小林容疑者の)許可を取る」という少女の自筆の誓約書が関係先で押収されており、警視庁は小林容疑者が合意を装うため強要して書かせたとみている。
小林容疑者は平成十四年に監禁罪などで逮捕された際も、監禁した女性と「同意があった」と主張していた。
警視庁は十四日、監禁容疑で、小林容疑者の青森県五所川原市下平井町の実家を家宅捜索した。実家の捜索は初めて。小林容疑者は兵庫県の少女(19)を監禁するため昨年三月に上京する直前まで実家に住んでいたことから、警視庁は押収品を分析するなど事件の全容解明を進める。
