旅の思い出に、その国の小額紙幣を持ち帰ることが多いのですが、中には今では使われなくなってしまったものもあります。
たとえばジンバブエ・ドル。
僕が旅したのは1994年ですが、その後のジンバブエの経済は乱れに乱れて世界的なニュースになるほどのハイパーインフレ。
100億ドル札が出るまでになったのです。
デノミを繰り返した後、2015年には公式に通貨としての廃止が決定されたのです。
その後はアメリカドルや南アフリカランドといった他の国の法定通貨で商取引が行われ、2019年6月に暫定通貨RTGSドルが唯一の法定通貨と指定され現在に至っているそうです。
ということで、この紙幣はジンバブエの人もあまり持っていないレアなものになっているのかも…(笑)。