看護師の夜勤について
入院の機能を持つ病院は基本的に24時間患者様のことを看ないといけないです。
看護師の仕事には日勤と夜勤があり、日勤のみと約束して入職ではない限り必ず夜勤勤務が回ってきます。
看護師の夜勤平均回数は月に大体、何回程度か知っていますか?
三交代制の場合で、準夜勤・深夜勤ともに、1ヶ月当たり6~7回程度だと言われています。
そして、二交代制の場合の「当直」と言われるシフトに関しても、回数は同じ程度となっています。
厚生労働省の基準においては、夜勤は月に8回までと定められているようです。
パパが夜勤だと本当に子供が寂しそうな表情を見せると思います。こどもにとってもストレスの
負担は大きいと思います。寝顔を見て「ごめんね」と思い仕事に行っています。
日本看護協会が出している夜勤のリスクに関して載せておきます。
夜勤・交代制勤務には、「健康リスク」 「安全リスク」 「生活リスク」の3つのリスクがあります。
「健康リスク」とは、人間が本来持っている生活のリズム「概日(サーカディアン)リズム」に反して夜間に働くことで生じるさまざまな健康上のリスクを指します。
短期の健康問題 |
睡眠障害、疲労、ストレス、感情障害、月経不順など |
中期の健康問題 |
循環器疾患(心臓病、高血圧など) |
長期の健康問題 |
乳がん、前立腺がんなど |
「安全リスク」とは、医療事故のリスクやスタッフの夜勤終了後の帰宅時の事故リスクおよび夜間通勤時の保安上のリスクなどを指します。
労働科学の知見では,夜勤による短期,中期,長期の健康上の問題が指摘されています。
夜勤や長時間労働などによって安全性のリスクが高まることが、労働科学の知見によって明らかにされています。
· 十分な休息を伴わない夜勤は酒気帯び運転以上に危険!
休息を伴わずに作業を継続した場合、真夜中から明け方にかけての時間帯には人間の注意力や作業効率が低下し、酒気帯び状態で同じ作業をさせた場合よりも作業成績が下がることが実証されている。
· 長時間労働・夜勤により事故のリスクが増す!
日中であっても夜間であっても勤務時間が長い方が事故の発生率が高まり、また同じ長さの勤務時間でも昼間に比べて夜間の勤務の方が事故の発生率が高まる。
· 連続の夜勤によってインシデントの発生リスクが増す!
1回の夜勤から4回連続の夜勤までのインシデントの発生リスクを比較した実験結果から、夜勤の連続回数が増えるほど、インシデントの発生リスクが増加することが明らかにされています
「生活リスク」とは、夜勤・交代制勤務の不規則性や土日に休めないことなどから生じる社会生活上のリスクを指します。
労働者の大半が常日勤者であり、交代制勤務者は2割に過ぎないため、社会生活を送る上では、交代制勤務者も常日勤者の生活リズムに合せることになりますが、交代制勤務者の勤務時間は、夜間に及ぶシフトを含みリズムが一定ではないため、常日勤者の生活リズムに合せるためにさまざまな負担が生じます。
· 勤務時間の不規則性により、通常の社会的な役割を十分に果たせなくなったり、社会生活上の不利益が生じる。
· 夜勤明けの睡眠不足の状態で、社会活動に参加せざるを得ないなど、勤務時間が不規則であることによる負担が生じる。
· 通常の睡眠時間にあたる時間帯の出勤や帰宅を必要とするために家族にも負担が生じる。 家族の睡眠にも支障を来すことがある。
· 夜間に確保できなかった睡眠を昼間に補うため、日中の通常の社会生活時間を睡眠時間に充てざるを得ず、生活時間の使い方に制限が発生する。 など
参考文献
o 佐々木司(財団法人労働科学研究所慢性疲労研究センター長):ルールがわかれば変わる看護師の交代勤務,看護の科学社,2011.
こういったリスクの高い夜勤。ここまでリスクの高いのかと正直びっくりしています。
仕事を途中で辞めたくなるのも普通のことに感じてしまいます。
そうはいっても入院している患者様はいつでも病院にいらっしゃいまいます。夜勤のある仕事としてナースとしての運命でもあります。
ただ…せめて子供が小さいときは夜勤がなく、プライベートな時間や子供に関われるような場所で勤めたいと思っている方が多いのではないでしょうか?また、夜勤をこなすことで自分の体まで壊してまで働きたいかと感じている人も多いと思います。
転職する際には 「夜勤の条件」 はきちんとみていきたいものです。