フランスでの生活で恋しいものは、イタリア旅だと話しましたが…
もちろん、合計12年住んだニースでの生活も懐かしく思うことがあります。
国を跨ぐ引越し、聖地での夏のバカンス、家探し、
そして新しい土地での生活に馴染むまで、ニースを懐かしく振り返る暇はありませんでした。
今こうして写真を見てみると、ニースでの生活も悪くなかったな、と少し感傷的になるのです。
去年の今頃のニースでの生活を少し書いてみますね。
家のベランダから見えるジャンヌ・ダルク教会の屋根と空。この景色がすきで、朝眺め、夕方に眺め、週末にはこの教会に向かって乾杯していました。
ニースにはニースの空があって、きれいだった。
私の小さな部屋。
家具付きのアパートだったから、自分で選んだものではないけど、それなりに快適に暮らしていました。お昼にはこうしてゆっくりコーヒーを飲んで。
毎日のように海辺を歩いた。
日によって海の色は微妙に違う。
この日は風が強く波立っている。
夏近いある日。
幸せそうな人々を眺めるのも好きだった。
市場へ南仏ならではの野菜を買いに行ったり
時にはシーフードの美味しいブラッスリーで岩牡蠣を食べたり
肉屋で買ってきたブランド牛のTボーンステーキを焼いたり
30cmのフライパンからはみ出る大きさ。
初夏にはローリエの花が至るところで咲いて、人々をウキウキさせてくれる。
去年の春くらいから街のあちこちに、大きな動物のオブジェが登場。
ここはガリバルディ広場。
雨のマセナ緑地公園。
雨の散歩ってすき。
誰もいないし、私は長靴を持っているから
どこへでも行ける。
夏近い海。
レストランの海上テラス。
またある日のマセナ緑地公園。
もの凄い特等席で本を読む女性。
マジミックスのブレンダーをもうずっと愛用していて、使わない日が殆んどなかった。
こんなヘルスコンシャスなものも作ってたな。
マジミックスのブレンダーはガラス製だから重いけど熱々のスープも冷まさず入れることができたし、匂いが付かないのがよかった。
ブレンダーのない生活なんて考えられない、と思っていたけど、今持ってないもんね。
そも代わり、というか炊飯器がある。
つづく