【師走12月は「火の用心」の時期🔥】
今年の酉の市は
「二の酉」までではなく、
「三の酉」までありましたが……
昔から
『三の酉がある年は火事が多い』
などと云われています🔥🚒
今日12月16日は
92年前
1932(昭和7)年に
日本橋にあった
『白木屋百貨店火災』が
発生した日🔥
『白木屋百貨店火災』の発生した
1932年は
「三の酉」までは
無かった年なのですが……
日本で最初の
高層建築物火災でした🚒🔥
この火災は
日本の火災史の中で
犠牲は大きかったものの……
当時の
東京市民に与えた教訓も
貴重なものでした……☝
僕も以前は
長年、百貨店に
勤める身でしたから……
毎月行われる
防災訓練は、
半端なく社員一同、
マジ真剣に
取り組んでいました👍
来店されてる
大切なお客様の
命を預かってる
わけですから☝
1932(昭和7)年12月16日、
午前9時15分頃のこと……
当時の東京市
日本橋(現東京都千代田区)にあった
『白木屋百貨店』で火災が発生……
(しろきやひゃっかてん)
『白木屋百貨店』は、
地上8階地下2階という
当時としてはかなりの高層ビル……
火の手が上がったのは、
4階の玩具売場……
原因は、
電球のスパーク……
男性社員が
クリスマスツリーの
修理していたところ、
飛び散った火花が
大量の玩具に
燃え移ってしまいました……
この頃の玩具には、
燃えやすい素材である
セルロイドが
使われていたこともあり、
火はあっという間に
燃え広がりました……
時代が時代なので、
防火扉や
スプリンクラーなどという
防火、消火設備も
存在しませんでした……
火炎も煙も
たちまち建物に広がり、
『白木屋』の上階は
猛煙と熱気に包まれました……
不幸中の幸いなのは
事件の発生時刻が
朝の開店する
間際であったために……
入店客が
少なかったことで、
比較的少ない被害で
済んだものの……
もし、
昼食時前後の
混雑の場合だったら、
おそらく死傷の数は
十数倍では足りず、
数千の犠牲者を出す惨事に……
『白木屋火災』の約40年後……
1973(昭和48)年
11月29日に発生した
熊本県熊本市
「太洋デパート火災」は
白昼(午後1時15分)だったため……
数千の犠牲者とまでは
いかなかったものの……
死傷者は『白木屋』の
数十倍に及びました……
『白木屋火災』における
最終的な死者数は14名……
この中には、
火災を発生させてしまった
男性社員も含まれていました……
死者の内訳を見ると、
8人が女性……
彼女たちは
6~7階の高層階から
落下して死亡しており、
その際の状況についても
記録が残っています……
8名中3人は
投身によって死亡……
また死亡者のうち、
3人は帯などを結びつけて
命綱を作り……
それで
脱出しようとしましたが、
煙にまかれるうちに
手を離してしまい転落……
さらに2人は、
ロープを使って避難を試みたが、
1人は途中で建物の
ブリキにひっかかって落下……
もう1人は不運にも、
火災の熱でロープが
焼き切れ落下……
そして最後の1名は、
雨樋を伝って脱出したが
途中で力尽き落下……
最終的に、
『白木屋百貨店』は
4階から8階までが焼けた大火災🔥
ポンプ車は29台、
ハシゴ車も3台
出動したというから、
改めて火災の規模の
大きさがわかります……
当時の消防は
これほどの高層建造物での
火災は想定していなかった……
防災システムが
時代に追いついていなかった……
無事に救出された人々も、
多くは自力で脱出したか、
あるいは消防隊員に
辛うじて助け出されたという……
さて……
ちょっと
話は変わりますが……
『白木屋百貨店』の火災
と言えばすぐに
「女性の下着」を
連想される方も多いかと……
「近代以降の日本で女性が
下着を着用するようになったのは
この火災がきっかけだった」
という都市伝説があります……
聞いたことある方、
信じている方、
多くいらっしゃるとは
思いますが……
当時の
女性たちは和装が大半、
よって腰巻を
着用することはあっても、
今のパンツにあたるような
下着をつける習慣はなかった……
それは
事実のようですが……
死亡した
女性従業員たちは、
地上にいる野次馬から
自分の陰部を見られるのを
恥ずかしがったため、
ロープから手を離し、
それで転落死した……
そして、
これがきっかけとなり、
女性がズロースもしくは
パンツを着用する
習慣が始まったと……
しかしながら、
実際のところは
先述の死者の
死亡原因の内訳通り……
「野次馬から覗かれるのを
気にして転落し死亡した」
という女性は
一人も存在していません……
完璧な
都市伝説なんです……
一体、
この都市伝説は
どこから
生まれたのでしょう??
この謎については、
井上章一著
『パンツが見える。
羞恥心の現代史』
のという著作の中で
解明をしてます……
この検証は
かなり緻密で
徹底したものです……
簡潔にまとめると以下のよう……
⬇⬇⬇⬇⬇
① 高層階の女性たちは
命からがら脱出したはずで、
覗かれることを気にする
余裕はなかったと思われる
だが比較的
低い階の女性たちは、
迅速に避難することよりも、
覗かれることを気にするだけの
精神的な余裕があったかもしれない
それのことなどが、
ごっちゃになったのではないか??
② 当時の白木屋責任者が事件後に
「死者が出たのは
下着をつけていなかったせいだ」
とコメントすることで、
さり気なく責任逃れを図っている
これが誇張されて
後世に伝わったのではないか??
③ 白木屋火災に関係なく、
当時は女性の服装が和服から洋服へ
と移行し始めた時期だった
それは単なる
流行だったのだが、
たまたま
白木屋火災があったので
話が結びつけられたのではないか??
④ 「ノーパンの女性が
恥じらいのあまり転落死した」
というエピソードは
印象に残りやすい
なまじ、
性にまつわる
事柄なだけに、
尚更である
とこんな具合で
本には書いてありました……
ところで、
『白木屋』は
これはもともとは
江戸時代から続く
呉服屋の老舗で、
大名や奥方なども利用する
由緒正しい大企業でした……
しかし、
昭和に入ってからは
このように火災が起きたり、
一部の強欲な実業家から
株を買い占められて
乗っ取られそうになるなど、
その後は経営に苦労しました……
そんな経過があり、
最終的には
東急グループに吸収され、
「東急百貨店日本橋店」として
しばらく営業していましたが……
1999(平成11)年には閉店し、
ついに創業以来
350年の歴史に幕を閉じました……
現在は……
「コレド日本橋」になってます……
ちなみに余談ですが……
『白木屋』を
乗っ取ろうとした
強欲な実業家というのは
あの「横井秀樹」……
後年に
大火災を引き起こした
「ホテルニュージャパン」の
オーナーだった人物……
この人も、
なんだかやけに
火災に縁のある人生……
火災、都市伝説、
いわくつきの
実業家との関係……
ほんと奇遇な
不思議なお話ですよね……
不思議なお話と言えば……
冒頭の
『「三の酉」ある年は
火事が多い🔥』
これまた
不思議なお話??
それとも都市伝説??
なぜ……
「三の酉」のある年に
火事が増えると言われるのか??
もちろん
気になったので……
僕的にはもちろん
調べずにはいられず
当たり前に調べてみました……
⬇⬇⬇⬇
🔘『酉が天変地異を知らせる説』
古来から酉(とり)は
天変地異を知らせると言われており、
そんな酉の日が3回もあるから
注意を促すため
🔘『火をよく使う季節になる説』
三の酉がある11月下旬は季節的に、
火を使うことが多くなるから
🔘『空気が乾燥する時期説』
三の酉は、11月下旬に行われるので、
空気が乾燥し始める時期なので、
火に対する戒めをこめたから
🔘『吉原へ行く男たちの足止め説』
酉の日は、
酉の市のお祭りが行われます
酉の市は、
吉原周辺の神社がお祭りで賑わい、
吉原に行く男性が増えます
そんな日が3回もある三の酉は、
女性たちが亭主を家に引き戻すために、
「火事が多い」と言った説
🔘『明暦の大火説』
明暦3年1月18日(1657年3月2日)から
明暦3年1月20日(1657年3月4日)の
3日間にわたり
江戸の大半を焼いた大火事
この明暦3年(1657年)は
三の酉まであったということ説
どれも根拠はないのですが……
個人的には
一番信憑性薄いですが……
「吉原への足止め説」推しかな??😅
なんとなく粋な説だしね🎵
いずれにしても……
火事の多い季節です……
気を付けましょうね👍
素敵な一日をお過ごしください☺









